京大宮沢先生の数あるデマの中の一つ

この人も、5ちゃんねるの、ひろゆきと、アベマTVで、会話して、途中で自分で一人で勝手にブチ切れて、放送事故を起こしてから、すっかり、デマ発生装置になっちゃいましたよね。
この第3派についても、最初に言及し始めていた頃は、

  • もうピークは過ぎた

と言ってたんですよね。なぜなら、今見ている波は、二週間前の波だから、って。つまり、下降局面なんだから、どうせ何もしなくても下がるんだから、だから、みなさん「今まで通り」に生活しましょう、って本気で言ってたんですよね。
(あの、私は思ったんですけど。その時も、確か、あと一週間くらいで、減少します、って言ってたんです。もちろんそれは、「すでにピークが過ぎて」いるなら、そうじゃなきゃいけないんだけれど、じゃあ、宮沢先生がなんでそう言ったのかの理由なんだけど、おそらく、中野先生から、

  • K値

の予測を教えてもらってたんじゃないでしょうか。ツイッターで今回はそのグラフを報告はしていなかったと思うけど。実際、何度も何度も、「今でも参考にしている」って宮沢先生は語っているんですよね。しかし、さ。そもそもこのフィッティングが、

  • 上昇から下降に転じる瞬間の予測

については、絶対にこれでの予測は不可能。これが、世間にはバレちゃっているわけですよねw でも、中野先生はあいかわらず、第2波に続いて、第3波でも予測してましたよね。まあ、相変わらず、外しているわけですけどw
ツイッターでは、このエセ科学を責められて、宮沢先生は「自分は専門じゃないのでK値モデルの数学理論を理解していない」と言い訳していたんだよね。でも、あんた、第2波のとき、先生自らがテレビでK値での予測のグラフの「解説」をやってたわけで、なにを今さら、しらばっくれてんだって、あきれた記憶がある。)
ところが、どうでしょう。
ごらんの通り、東京の感染者はずっと、右肩上がりですね。
すると、ある時、宮沢先生が今まで言っていたことを、無視するかのように言い始めたのが「目玉焼き理論」なる、うさん臭いシチュエーションタイプのモデルの説明なんですよね。
確かに、今までの新型コロナの公式の説明を思い出しても、今までの感染症と比べても違った特徴をもっていることは分かっていたわけですよね。そして、そう考えれば、一般的な数理モデルである、SIRモデルが局所的な現象の説明モデルとして、もっとフィットするものがあるんじゃないのか、と考えるということはそんなに変な話ではない、とは言えると思うわけです。
でもね。そんなことなら、世界中の数理モデルの研究者だって、とっくに気付いていますよね。事実、西浦先生も、SIRモデルの変形版についてのアイデアを話されていたときもあった。
もともと、SIRモデル自体が一般的な感染症のマクロな動態をモデルにしたものなのであって、その大きなグランドデザインを考えるのにおいては、新型コロナだって、その一般性の中に含まれることにおいては、十分にその大きな特徴をとらえることには役に立つわけだし、もともと数理モデルとは、そういった目的をもって使われるものなのであって、だから、一長一短があるわけで、細かいローカルな特徴をモデルに含めば含むほど、理論が複雑になって、大きな特徴をとらえるのには使いづらくなる、ということもあるわけで、つまりは

  • 目的

次第だ、ということなんだよね。
つまりさ。本人が「数理モデルは専門じゃない」と言っているように、どうも、宮沢先生自身が今でも勘違いされている、と考えるのは正しいのでしょう。つまり、宮沢先生は西浦先生が「間違っている」ということを主張するために、目玉焼きモデルなるものを言い始めたわけ。でも、SIRモデルは、もともと「近似モデル」なんだから、間違っているもあっているもないわけでしょう。だから、その批判は、そもそもがトンチンカンなわけ。
じゃあ、なんでそんなことを言っているのかといえば、それは

  • 西浦先生が「間違っている」ということを主張する文脈

なわけでしょう。それを証明することが、自分が正しいことの証明であるかのように。
しかし、上記の文脈を見てもらえば分かるように、そんなことよりもなによりも、

  • (東京の)もうピークは過ぎた

が「間違っていた」というのを認めない限り、一歩として話は進まないわけでしょう。間違えたのなら、なぜ間違えたのか。それをしなければ、反省もなしに、また同じ間違いを繰り返す。
そして、以下ですよね。

東京では9日に過去2番目に多い572人の感染が発表されたが、これは都が発表する「報告日別の新規陽性者数」に基づくものだ。
ところが、無症状者などを除く「発症日別による陽性者数の推移」をみると様相は異なる。新規陽性者は11月17日に318人に達した後は200人台で推移するなど徐々に減り、今月4日が152人、5日が118人、8日が21人となっているのだ。
宮沢氏は、「発症日ベースで考えれば、東京都では11月17日にピークアウトが起きたのはデータから明らかだ。感染から4日から14日程度で発症するため、感染日ベースなら11月10日前後にピークアウトしたことになる」と解説。
東京、コロナ第3波すでにピークアウト! 「目玉焼きモデル」で自然減していた説 京都大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が明言(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

この文章なんだけど。これを「普通に」読んだ人は、

  • ここで宮沢先生が「明らか」と言っているのは、「4日が152人、5日が118人、8日が21人」を指している

と思いますよねw
でもね。今のグラフは以下です。

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これ、今の、12月15日更新の、発症日別の陽性者数のグラフだけど、これを見ると

  • 4日が266人、5日が228人、8日が307人

になっているわけ。どういうこと? って思うかもしれないけど、つまり、報告日別の方は、基本的にその日のグラフが変わることはないんだけど、発症日別のグラフは、後から、過去の分がどんどん増えていくんだよね。少なくとも、半月分くらいはそう考えた方がいい。
だとすると、さ。
なんでこんな変な文章になったのか、ですよね。
考えられる理由は、一つは、宮沢先生自体が、この時「勘違い」して、報告日別の「特徴」をど忘れしちゃって、ライターの方に、そう説明しちゃった、というケース(私はこの可能性の方が高いんじゃないか、と推測していますがw)。
もう一つが、ライターの方が宮沢先生の説明から勝手に勘違いして、あっ、先生が言おうとしていたことは、こういうことだったのか、と解釈してこう書いた、という場合ですよね。
たださ。もしも後者だとしてもさ。本当に、ライターの方を責められるのかな、と思うんだよね。だって、宮沢先生は「明らか」と言っているわけですよね。ということは、ライターの方だって、

  • 先生が自明だ、と言っているんだから、だれがこのグラフを見ても明らかな特徴がそこにあるはずだ

と思うわけじゃないですか。そうすると、「4日が152人、5日が118人、8日が21人」くらいのドラスティックな変化でもしていなければ、そこまで言わない、と思ったとしても、責められませんよね。
でも違った、と。
あのさ。そもそも、この東京のグラフって、結果として検査を受けることになった人じゃないですか。だとしたら、さまざまな理由で、人数の増減が起きてまったく不思議じゃないわけじゃないですか。そういう視点で見たら、このグラフを

  • 第3波は、ずっと東京は「右肩上がり」

と解釈するのは、常識的な感覚のある人には当たり前の見方ですよね。
でも、宮沢先生は「第3波の第2波」とか言い始めたわけですw あー、って思いますよね。つまり、なんでそんな言い方をしているかというと、自分が

  • もうピークは過ぎた

と言っちゃったから、もう前言をとりさげられなくて、それとの「整合性」をでっちあげるために、「第3波の2番目」とか「第3波の3番目」とか言い始めた、ってわけw
まー、ライターさんも、まさか、こんな「自分の間違い」をとりつくろうための、自己都合で、意味不明に勝手にどんどん複雑に「なぜか」している、謎の理論の説明を聞かされているなんて夢にも思っていないから、勘違いするのも、仕方がなかったんじゃないですかね...。