オリパラ問題は、一方で開催に賛成する人はその「理念」が素晴しいから、と言っているし、他方、反対する人はその「理念」はともかくとして、その「実態」として、もはや救いようのない、
- 商業主義
が、完全に反倫理的なんだから止めるべきだ、となる。
こうやって聞くと、ここで問われているのは唯一の、その
- 理念
が、どこまで貫徹できるのかしかない、というふうにしか聞こえないわけだ。
だから、今回の新型コロナにしても、今こうやって、緊急事態宣言がでていて、実際に、重症者が入院できず自宅待機をさせられていて、次々と死んでいるわけで、これをほうっておいて、オリパラの準備をやるっていうのは、おかしいんじゃないんですか、という倫理的な疑問に関係している。
オリパラはお金がかかる。だったら、その準備にかかるお金を新型コロナ対策に回したらどうなんですか？ この、しごくまっとうな質問に、誰も答えられない。
他方、マスコミでは奇妙な
- デマ
が、まことしやかに流されている。それは、東京都がオリパラを中止したら、ＩＯＣに
- 莫大な賠償金を払わなければならない
という話だ。しかし、お互いの契約書に「賠償金」という言葉が一切ないことは、ジャーナリストの後藤氏が問い合わせて確認していることを今週の videoonews.com で指摘している。
考えてもみてほしい。新型コロナは災害であって、もしもそれが理由でできないにも関わらず、賠償金が発生するとなったら、こんな
- 非倫理的
なことはないだろうｗ もちろん、世界中のスポンサーが、これが理由の不開催を理由に賠償金を求めて裁判をしてくる
- 可能性
がないかといったら嘘になる。しかし、考えてもみてほしい。そんなことをしたら、世界中から不買運動を浴びせられることは間違いない。
そもそも、オリンピックは
- 高尚な理念
が理由で、世界中から支持をされ行われてきた祭典だ。それが、商業主義で汚れ、金の亡者による、弱者「いじめ」でしかなくなったら、もはや、こんな祭典をやる意味はなくなる。
（というか、当たり前だが、そういったスポンサーは、実は、莫大な「保険」に入っている。つまり、最初から損をしない「から」、スポンサーをやっているのであって、こんな連中に忖度をした時点で、オリパラは自らの理念を毀損し、滅ぶのだｗ）
ではなぜ、今、日本政府はオリパラの中止を宣言しないのか？ まあ、ちっちゃな話としては、オリパラ中止を決めた時点で、政局になると考えているから。つまり、
- 菅総理の辞任
と同値だ、と考えられているから。だとするなら、あとは、東京都が決断をする可能性ということになる...。
追記：
なぜマスコミが、賠償金などという「デマ」を流しているのかというと、彼らがそもそも、オオリパラの「スポンサー」だからｗ つまり、これは「利益相反」の問題なのだ。
馬鹿馬鹿しい話として videonews.com の神保さんが言っていることは、なぜか、新型コロナのワクチンを打てる資格のある人の話がある。イギリスは、あらゆる職業の人に緊急に法律を整備して、できるようにした。ところが日本では、歯医者さんにできるようにしたところ、彼らに払う給料の関係で、医師会が
- 反対
を一時期したんだ、というｗ たった、歯医者さんにワクチンを打ってもらうというだけでも、医師会の「圧力」で、潰されて、今だに日本のワクチン摂取のスピードは遅すぎる。
ようするに、自民党は完全に医師会の「あやつり道具」だから、この程度の既得権益すら打破できない。
普通に考えて、だったら自民党をやっつけて、野党政権を作るしか、今の新型コロナから日本を守る方法はないんじゃないか、と考えるのが普通だと思うのだが、なんでその意見が大きくなってないように見えるんだろうね。
（でも、最近の国政選挙でも自民党の連敗を見ていると、かなりの国民の共通認識になってきているんじゃないか、という実感はあるが...。）
じゃあ、なんで自民党はこんな体たらくなのか。おそらく、イギリスやフランスやイタリアやスペインやアメリカに比べて、今までの被害が
- 少ない
というところが、全ての反応の遅さの元凶なのだろう。まだ、こんな程度では、たいしたことはない。しかし、そういう認識である限り、迅速な対応はできないわけであろう。今問われているのは、その迅速な対応を行える行動力なのであって、そこが今の日本の「喜劇」の原因となっている。
以下の、いつもの児玉先生と金子先生の対談であるが、
一番分かりやすい例が、ＰＣＲ検査だ。これに反対していた連中は、
と言っていたわけだが、彼らはなぜか、オリンピック選手には毎日ＰＣＲ検査をすると言っているｗ いや。オリンピック選手に毎日するんだったら、国民全員に毎日やってよｗ
高価だからダメとか、さらに意味不明でしょ。だって、そのために、緊急事態宣言をやって、国内の全ての経済活動を止めて、こっちの方がよっぽど「高価」なわけでしょｗ もはや、支離滅裂なわけ。
学校で一人でも感染者がでたら、その学校に通う子ども全員のＰＣＲ検査をやったら？ こんだけ、家庭内感染が増えているんでしょ？
一つだけ分かっていることは、早く発見すればするほど、治るわけ。
- アビガン
- イベルメクチン
- ステロイド
- アクテムラ
と、早期に発見して治療をしている人は、ほとんど軽傷で治っている。今、重症になっているのは、重症になった後から治療をしているからで、だから、大阪が問題になっているわけ。大阪は治療を受けられずに、自宅待機をさせられている人たちが膨大に増えているから、だから、重症患者が増えてしまい、「深刻」な症状になっている人の増加が、まったく止められなくなっているから。
（この大阪の結果は、どう考えても、小林よしのりを代表として、関西のテレビ局が、京大の宮沢たちをテレビに出させて、連日デマを言い続けさせた結果にしか思えないわけだ。さすがに最近では、宮沢も同僚の学者からハブにされているようで、自分でツイッターで自分が同業者から相手にされていない、とぐちっているくらいなわけでｗ、ほんと関西マスコミの罪は重い。）
しかも、さ。ＰＣＲ検査は、その人のＣＴ値が分かるわけで、つまり、その人が出しているウイルス量を測れる、という重要な特徴があるわけ。これによって、もしもある、無症状だけれどＣＴ値の高い人を発見できれば、その人の
- 周辺の人
を重点的に検査をすれば、より被害を小さくできることが分かるわけで、つまりは患者の規模の縮小のためにも
- 最も効率のいい
対策なわけでしょう...。
