科学リテラシーがない知識人

今回の新型コロナに対する、日本の政策は、人々から、さまざまな感想をもたれていると思うが、一つだけはっきりしていることは、

  • 知識人の<無能力>

だったんではないか、と思っている。
その第一人者が、東浩紀先生で、彼は、この新型コロナの流行が始まった当初から、小林よしのりとタッグを組んで、

  • 反コロナ対策派

として活動をしてきたし、それは、今に至るまで変わっていない(最近も、小林よしのりと対談を行っていたが、その YouTubeの動画は、小林よしのりのチャンネルが強制閉鎖された関係で見れなくなっている)。
そして、それを一つ象徴する発言が、以下ではないか、と思っている。

ぼくはなにも混同していないわけで、勝手に混同していると決めつけるのは、もはやぼくが文系の博士号しかもっていないことによる学歴差別ではないでしょうか。
ちなみにぼくの学部時代の専攻は科学史科学哲学です。のち表象文化論に移動しましたが。

まあ、ある程度リテラシー持ってると想定される層がその辺混同してたらバカにしたくもなるけどね

しかし、予想と予測はちがうので誤解するほうがバカだとか言い出したら、「専門家」なる人々はもはや終わりですね。このような上から目線言説が広がると社会と医学そのものが分断するので、広がらないのを望むばかりです。
@hazuma 2021/08/26 10:23

@take4funa 2021/08/26 12:01

@hazuma 2021/08/26 12:04

この発言は、ちょっとおもしろくて、ようするに、彼はことあるごとに、自分は

  • 科学哲学

を専門にやってきたんだ、といったことを発言していたわけです。ところが、彼が科学哲学をやっていたのは、

  • 学部

の間だけ、というわけですw あのさ。学部のゼミが科学哲学の先生だったって、それ、なんにもやってないのと変わらんだろw 科学哲学っていうから、かなり、本格的に研究をしたのかと思っていたら、しょせん学部の間だけだったら、まず、「研究」レベルには至っていないわけでしょ。つまり、科学の徹底したトレーニングを受けていない。なんか、それらしい教科書を読んだレベルだよw なんにもやっていないのと変わらない。
そう考えると、この人が今まで書いた本で、科学リテラシーを感じられるものって、一つとしてないんだよね。これって、驚くべきことであって、おそらく、本気で科学関係の基礎的な教科書とか、読んでいないんだと思う。
あと、数学についても、有名な彼の処女作の『存在論的、郵便的』では、さかんにゲーデル不完全性定理について言及しているけど、これも、それ以降の彼の本には、一切出てこないんだよね。なんなんだろ? だったら、なんで、その処女作だけで言及したんだろ? なんか、読者を馬鹿にしているんじゃないのか、という気にすらなるよね。
それで、さ。今回の新型コロナの件についても、まずもって考えるのは、

  • 公衆衛生学

なわけですよね。おそらく、彼はこの公衆衛生学の教科書を一冊も読んでいないと思うよ。もしも読んでいたら、この学問において、何が今のアカデミズムの争点で、何が論争となっているのか、といった今の学会の最先端の話題との関係で、自らの持論を語らないと

  • 誰にも通じない

ということに気付くわけでしょ。こいつは、ツイッターで何度も何度も、西浦教授を馬鹿にして、罵詈雑言を浴せているわけだけど、そのたびに、

  • 西浦先生と同じツールを使って、学問を行っている先生たち

から、

  • お前の罵詈雑言は、公衆衛生学自体を嘲笑する形になっていて、受け入れられない

という「お叱り」を何度も何度も受けて、いじいじと、いじけた態度をとって、最後は、ふてくされたように止める、というのを繰り返しているわけだ。
普通に考えて、さ。いっちょまえに、自分を

  • 知識人

とか、

  • 批評家

とか言うんだったら、自らが言及する分野について、それなりに、勉強してから行うよね。ところが、彼はそれをしないんだよね。しないで、小林よしのりと、対談をやって、ずっと

  • 学問として間違ったこと

を言い続けて、今に至っているわけ。こんな奴を、いつまで私たちは、まともに相手にし続けるんだろうね。やれやれだよ...。