東浩紀先生の「リベラル批判」論法

それにしても、東浩紀先生の「レトリック」は、いつも同じなんだよね。反論されて苦しくなると、言うことが、完全に

  • 二つのパターン

に分かれるわけw

憶測を分析と言い直します。いずれにせよ、ぼくは、政府と専門家の関係の分析には興味がないのです。とにかく結果として、政府=専門家はずっと自粛ばかり言い続けてきた。そしていまもそれを言い続けている。それは思考停止にみえる。それは変えるべきではないかということです。

いえ、憶測ではなく、議事録等が公開されています。政府と専門家はまったく一枚岩ではありません。報道記録も各社から書籍にまとめられつつあります(読売など)。第一波のときからそうです。なので、本筋はまずは専門家の提言通り、きっちりするのが重要では、と。他はぼくも含め多くが付け焼き刃。

ぼくは政府内部の動きを憶測することにあまり興味がありません。ぼくが知っているのは、政府と専門家はこの1年半、「自粛」による行動制限ばかり提言し続けてきて、ここにきてそれが通用しなくなったということです。だとすれば戦略を変えるしかないはずだと考えます。
@hazuma 2021/08/17 16:51

@Ryosuke_Nishida 2021/08/17 16:54

@hazuma 2021/08/17 16:57

願望じゃなくて、これ以上の人流抑制は現実にできないだろうと指摘しているのです。現実にできないんだから、他のことを考えなければいけない。

人流抑制したくないという願望はわかるのだけど、具体的にはどっち方向に「出発」したいのかがよくわからない。
流石に全員自宅療養にして重症化しても運命だと諦めろというような乱暴な話ではないと思うのだけど。

人流抑制とか行動制限とかはなんとなく「がんばればできる」感があるので、みんなそのコストについて議論しないだけで、そっちも限界に来てるんですよ。人流抑制に頼るのは諦めるしかない。諦めたら医療崩壊だといっても、それはもう現実に機能しないのであり、そこから出発するしかないと思いますね。
@hazuma 2021/08/17 21:09

@santohei 2021/08/18 08:18

@hazuma 2021/08/18 10:16

上記の二つの見ると分かるけど、どちらも、気持ちよく東先生が持論を述べていたら、

  • 反論

されたときの反応なんですよね。
まず、一つ目が、

  • 現実

だと。あんたは「現実」に向きあっていない。ちゃんと「現実」を直視しろ、と説教を始める。
そして、もう一つのパターンが、

  • 思考停止

だと。あんたは「思考停止」している。ちゃんと「思考停止」しないで考えろ、と説教を始める。
あのさ。
「現実」って、「思考停止」のことだよねw 現実が厳しいから、弱い私たちは思考停止をどうしても逃れられないわけでしょ。だから、それが現実なんでしょ。
だから、「思考停止」って「現実」なんだよ。思考停止をしているから、この現実を現実として認められないわけだから。
ようするに、東浩紀先生は、

  • ボクが気に入らない思考については、そんな甘ちゃんな考えは馬鹿げている。「現実」を見ろ、と運命論を語る。
  • ボクが気に入る思考については、そういった思考に到達していない人を「思考停止」と馬鹿にする。

まあ、これを繰り返しているだけなんだよね。
つまり、どっちにしろ「トートロジー」なわけ。
おそらく、ここで「現実」と言っているのは、現実主義といった感じの、ヘーゲルなんかから続く保守主義のことを言いたいんだろうけど、まあ、昔から批判のある態度なわけだよねw
また、「思考停止」については、たんに、<自分が気に入る>方向に人々が考えを巡らせてくれないことへの不平とか不満とか、理不尽さを、駄々っ子のようにむかついているだけなんだよね...。