バイデンの息子

今回のウクライナ戦争について何かを語るには、それ以前にバイデンにどういう話があったのかと切っても切れない関係にあると思うわけだが、なぜか、誰もこれについて語ろうとしないw
もちろん、戦争が起きる前に、バイデンやウクライナに興味がなかったことは私を含めて、誰だってそうだろうが、いざこうなったら、少しは調べたらどうなんだ、ということだろう。

オバマ政権の副大統領に就任後、2009年7月にウクライナを訪れ、「ウクライナNATO加盟を選択するなら、米国は強く支持する」と伝えた。当時のウクライナNATO加盟論は少数派で、この発言は突出していた。
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バイデンという人は、オバマ政権のときの副大統領なわけだけど、この頃から、ずっとロシアを口撃し続けているんだよね。
そして、ウクライナNATO加盟は彼の長年のライフワークなわけだw ずっと。彼こそがそれを主張し続けてきた。
こんな人が、大統領になったら、こんな事態にもなるよなあ...。
そして、当然だけど、クリミア併合時にも、彼は強行策を提案していたんだけど、オバマの方が乗り気じゃなかった。

バイデン副大統領は「モスクワに侵略の代償を血と金で支払わせる」と断固たる行動を取るよう主張した。しかし、オバマ大統領は強硬論に与しなかった。
バイデン氏は2014年に3度ウクライナを訪問しており、4月にはキエフのマイダン広場で次のように演説してロシアを非難した。
「いかなる国も他国の領土を奪う権利はない。われわれはロシアの違法なクリミア占領を絶対に認めない」
「いかなる国も国境沿いに兵力を集中させて隣国を脅かすべきではない。われわれはロシアに兵力撤収を求める」
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つまり、バイデンはずっと、ロシアを「敵」として、ウクライナアメリカが干渉し続けた

  • ロビー活動の当事者

なわけだよね。この人がいたから、ウクライナはこんなに混乱してしまった。
そんな中で出てきた話が、「バイデンの息子」、ハンター・バイデンだった。

一連のウクライナ訪問には、次男のハンター・バイデン氏が必ず同行してきた。
ハンター氏は、2014年4月、ウクライナのエネルギー最大手、ブリスマ社の取締役に就任した。同社のプレスリリースには「法務部門を担当し、国際業務を支える」と書かれている。
結局、ハンター氏は2019年4月までの5年間ブリスマ社の取締役を務め、非常勤ながら月5万ドル(約500万円)の報酬を受けた。経済破綻したウクライナの平均賃金は300ドル程度なのだから、この報酬は何と平均賃金の166倍以上ということになる。エネルギーの知識もないハンター氏がいかに破格の報酬を得ていたかがわかる。
このブリスマ社は脱税や資金洗浄の疑いがあり、ウクライナ検察当局が同社とオーナーのズロチェフスキー氏を捜査していた。在ウクライナ米大使館も徹底捜査を求めており、米政府内には、ハンター氏が札付き企業の役員を務めることに批判の声があったという。
しかし、バイデン副大統領は2015年、ポロシェンコ大統領に対し、同社を捜査していたショーキン検事総長の解任を要求した。解任しないなら、ウクライナへの10億ドルの融資を撤回すると警告していた。
これに応じる形で、ポロシェンコ大統領は検事総長の解任を決めた。議会も承認し、米国の融資は実行された。検事総長は解任後、バイデン副大統領が圧力をかけてきたとメディアで告発した。
大統領選に向けてバイデン氏の疑惑に目を付けたトランプ大統領は2019年7月、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、バイデン父子を捜査するよう要請し、捜査しなければ軍事援助を凍結すると警告した。
この「ウクライナ・ゲート」事件では、民主党が多数派の下院で大統領弾劾が決議されたが、共和党が多数派の上院は無罪評決を下している。
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えっと。ようするに、バイデンは偉そうなことを言ってきたわけだけど、彼の息子は、ウクライナのオルガルヒと関係があって、完全な

  • 利害当事者

なわけで。つまり、今回の戦争も「利益相反」の関係にある。
まあ、普通に考えて、たとえ今回の戦争が、どういう形であれ決着をしたとしても、上記の

  • 疑惑

を追求されるのは避けられないよねw 明らかに、不正なわけでしょ。これが、大統領だから、今回の戦争があったから「見逃さ」れるとなったら、「民主主義」国として、言っていることとやっていることが違うということになっちゃうね。
バイデンは、本当は彼が副大統領のときから、ロシアの

をやりたがっていた。それをとどめていたのが、オバマだった。しかし、もうオバマはいない。バイデンはここぞとばかり、積年の

  • ロシア攻撃

を繰り出してきている。しかし、この経済制裁は、北朝鮮やイランなどにも行われているわけだけど、徹底的に国際社会から締め出す、という方式なわけじゃないですか。つまり、これらの国は、さまざまな

  • 不便

を強いられる。ほとんど、未来永劫、強いられる。
ということはどういうことかというと、

  • 世界は二つに分かれる

ということだよね。アメリカ連合が経済制裁をしている地域とそうでない地域。アメリカが気に入らない地域は、アメリカはいくらでも「いじめ」ていい、となり、テレビを見ても、ネットを見ても、今は

  • プーチンを馬鹿にして、気違い扱いして、侮辱して、徹底的にこき降ろす

言説を「普通の人」からなにからやっている。むしろ、それをしないと、踏み絵のようになって、今度は自分が「いじめ」られる。
もう少し、人間にはディグニティがあるのかと思っていたけど、この口汚い人間の「本性」は、これからも何度でも繰り返すんだろうな。
しかも、この「いじめ」。楽しそうなのよね。たとえ、戦争犯罪人であろうと、一人の人間なんだから、言い方ってものがあるんじゃないかと思うけど、一度「敵」と認定したら、なにを言ってもいいんだね。人間って無敵なんだ...。
こうして、アメリカは次々と世界中を「敵認定」して、その国の政治体制を壊して、オルガルヒを使って、その国の地下資源を「山分け」して、うまみがなくなったら

  • ぽい捨て

して、この世の春を謳歌するってわけだ。アメリカの「奢る平家」は、いつまで続くんだろうね...。