ところで、ウクライナ戦争は、アメリカとEUが、ウクライナは「善」で、ロシアが「悪」といったカテゴリーで全ての情報を分類して、宣伝している。この姿勢は一貫している。
そして、この姿勢は、日本の大手マスコミにおいても、同じ姿勢を選んでいる。日本の大手マスコミの、テレビを見ていても、新聞を見ていても、この「姿勢」から離れたものは一つもない。どんなに明らかに、ウクライナがロシアを攻撃しても、ウクライナが「自分はやってない、ロシアがやったんだ」と言えば、
- ウクライナ政府は「ロシアによる」殺人だ、と言っている
としか報道しない。
まあ、日本の大手マスコミがこのような体たらくであることは、WW2での「大本営発表」を思い出してみれば、また、これが再現しているだけなんだなと考えれば、そこまで不思議ではないw
むしろ、驚くべきは、
- アメリカとEU
のこの醜態だろう。あまりにも、客観報道の姿勢をできていない。
いや。日本においては、アメリカとEUこそ、日本の報道の「お手本」だったはずではないか。なぜ、ここまで悲惨な結果になっているのだろうか?
おそらく、ここには、
の背景がある。つまり、以下だ。
昔から、プロテスタント・カトリックにとって、ロシア正教は「邪教」として扱われてきた歴史がある。それは、戦前のアメリカにおける「赤狩り」から始まって、冷戦において、アメリカとソ連が対立したことに繋がり、ロシア誕生以降に、プーチンがロシア正教を優遇したときから、関係してきた。
宗教は日常の家族との会話にも関係する。そこにおいて、カトリックであるウクライナと、ロシア正教のロシアが戦争しているとして、ロシアを擁護したり、ロシアの方に正当性があるなんて言えば、直接、
と言っているようなもので、完全に「村八分」にさせられる。
(そういえば、思弁的実在論の、カンタン・メイヤスーが、ロシア非難の論文を書いていたけれど、その内容が「私たちカトリックが間違っているわけがない」といったような、護教的なイデオロギー色の強いものだったことは、明らかに、彼の宗教的な立場を反映していたわけで、つまりは、彼は、こういった人なんだ、ということですね。)
こういった情況で、なんで日本が、こんなに
- ロシア=悪、ウクライナ=善
の報道が強められているのかであるが、一つは国の方針を大手マスコミが従っている(記者クラブから排除されないために、おもなねっている)ということはあるだろう。
しかし、おそらくは、それだけではない。
もっと、直接に、日本のネット環境を覗いてみればいい。こういった、ウクライナ戦争関連のネットニュースには、必ず、
- ロシア=悪、ウクライナ=善
の立場からの
- コメント
や、はてなブックマークのような、
- (コメント付き)ブックマーク
が複数、ついている。こういった事情を考えたとき、日本のネット環境を、自民党ネットサポーターズクラブが、かなりの動員をしてきたことが分かる。おそらく、この自民党ネットサポーターズクラブの、かなりの構成員は、
の信者だったろう(このことは、今回の統一教会関連のニュースから明らかだと言えるだろう)。そして、この統一教会は、
に、かなり巨大な勢力をもっている。つまり、日本におけるウクライナ人脈のかなりの部分は、統一教会の人材と共通している。
これは、自民党ネットサポーターズクラブのネット工作と、まったく同値の事態だということが分かるだろう。
彼らは何をやったのか? 言うまでもない。
- ロシア=悪、ウクライナ=善
だ。実は、こういった姿勢は、以前から存在した
- ロシア=悪、中国=悪
とまったく同じ主張だと言える。つまり、ここには
の人脈の共通点がある。言ってみれば、ウクライナの統一教会系の人材は、こういった形で、反ロシアの宣伝作戦を、ずっと行ってきた。
こうやって考えてみれば分かるように、日本は「反宗教」じゃない。
という形で、日本は「宗教戦争」の片棒を担がれている。日本の「大衆の意見」を、こういった、匿名のSNSなどを使って、
- 世論操作
を「統一教会=自民党ネットサポーターズクラブ」によって行われているという意味で、ある意味で、
のと変わらないわけだ...。