文系の特徴

文系の特徴はなんだろう? おそらく、「仮説」をどんどん、隙間に放り込んできて、その「仮説」をどんどん、「前提」にして、話を始めることだろう。
そうした場合、問題は何が「仮説」で、何がそうじゃないのかが、どんどん分からなくなっていくことだ。
というのは、そもそも、その「話者」の「主観」があるからだ。その話者が、なんで、こんな話を、ここでしているのかというと、その話者が「話したい」ことがあるからであり、つまりは、その話者が「信じたい」ことがあるからだ。
その話者には、一つの「主張」がある。結局、そうである限り、そういった「仮説」は、その話者にとっては、

  • まるで真実であるかのように「語る」

ことをやらない理由がない。よって、彼ら文系の人たちの話は、必然的、イデオロギー的になる。もっと言えば、そもそも、その話者自体が、今、自分が語っていることが

  • この話の文脈で、「事実」と考えていいもの

なのか、

  • そうではなく、人々の同意がとれているわけではない「仮説」として仮にそうだったとしたら、という形で語らなければならないもの

なのかを、

  • 区別できない

という、かなり本質的なパラドックスがあるわけである...。