日本は決勝トーナメントに進出できるか?

日本vsスペインを残して、結局、日本は予選を突破して、決勝トーナメントに進出できるのだろうか、という話題がさかんに行われている。
もちろん、日本の予選突破には、ドイツvsコスタリカの結果も大きく影響する。しかし、次のスペイン戦がどういうものになるのかを考えることを抜きにしてはありえないだろう。よって、まずスペイン戦が、どういった展開になるのかを予想してみたい。
今の日本を見たとき、一つだけはっきりしていることは、とにかく、守備陣に怪我人が多い。よって、普段から考えられるような「まとも」な試合は、もう日本にはできない可能性がある。大事なポイントは、もともと選んだ守備の選手が、今年みんな、怪我がちだった、ということだ。だから、予想できた。
しかしこのことを無視するとして、日本はおそらく、以前のアメリカ戦の再現を目指してくるのではないか(つまり、ほぼほぼ、アメリカ戦の先発メンバー)。つまり、

  • ハイプレス

である。この二試合では有効に機能しなかったが、そうであるがゆえに、この3戦目はこの、自らの「アイデンティティ」を問われる戦略で

  • 世界を驚かせたい

と思っているんじゃないか。
よって、ここでは、日本のハイプレスは前半で、かなり効果的だったと仮定してみよう。つまり、1点か2点とることに成功する、と。
そうなって、じゃあ、後半である。日本はどうするか? 私は日本は

  • 5−4ブロック

をしいてくるんじゃないか、と思っている。そして、試合終了まで、亀のように守って、決勝に進出する。当たり前だが、前の試合で負けた相手の戦略を、

  • 倍返し

でやるのがサッカーだ。コスタリカがあんだけ日本に対して、うまくいったんだから、日本だってスペイン相手にやってうまくいかないはずがない。
しかし、ここまで書いてきて、「それじゃあ、日本がスペインに勝ってしまうじゃないか。ありえない」と、いきって怒ってくる人もいるかもしれない。
しかし、である。
すでに報道が出ているように、スペインは「負けた方がいい」のだw どういう意味かというと、決勝トーナメントに一位で勝ち上がって、ベスト8に行くと、ドイツやアルゼンチンとあたる可能性がある。だったら、

  • 2位の方がいい

のだ! かりにスペインが日本に負けたとして、あとは、日本と大差で負けなければ、ドイツがコスタリカにありえないくらいの大差で勝たない限り、スペインは2位で進出できる。
じゃあ何が起きるのか? 前回のW杯のグループリーグ第3戦で、ポーランドに1−0で負けているのに、なぜか日本は全然攻めなかったように、今回のスペインは、後半、ずっと自陣でボール回しを続けて、試合終了のホイッスルを待っている可能性が高い。
ロシア大会のあの時、日本国内はものすごい

  • バッシングの嵐

だった。なんで逃げ続けているんだ、卑怯者。負けてるのに、と。
ところが、これがスペインでは起きないw なぜなら、スペインは「民度」が高いからだ。スペイン人のサッカーリテラシーは日本をはるかに凌駕していて、尋常じゃないため、自分たちの「目標」から逆算して、2位通過がいかに

  • 重要

かを分かっているため、当たり前のように、「わざと」日本に負ける八百長サッカーをやってくる。日本よ、これが「民度」だ...。