中世の意味

おもしろいことに、中国の経済発展が大きくなればなるほど、アメリカはヒステリーになっている。アメリカは、ただただ、

  • 中国をアメリカより大きな国にさせない

ために、さまざまな「いやがらせ」を行っている。噂では、ウクライナにおける対ロシア行動の次は中国なんだ、とされたりしている。
この中国の「発展」は半端ない。まず、アメリカの大学が完全に中国の支配下になろうとしている。まず、アメリカの大学の優等生がみんな、中国からの留学生となっている。なぜなら、そもそも、中国内の「パイの大きさ」が、多くの子どもの中から「選抜」されればされるほど、アメリカでの成績も優秀だ、ということになるからだ。アメリカの大学は極端な「競争」主義を採用しているだけに、全部を成績で序列化してしまうため、畢竟、大学の上位は、中国人しないなくなってしまったのだw
アメリカは、なんとかして、自分たちの「世界支配」を続けたい。そのための障害は、

だ。時間の経過とともに、以前はアメリカが全ての分野でトップだったのに、その上に来る国が現れる。こんなことは、競争なんだから当たり前だと思うかもしれないが、しかし、逆転されたということは、いずれはその逆転は

  • 国力

にも現れるわけで、いずれは、アメリカが中国やインドに「支配」される時代が来るんじゃないか、と恐れられている、というわけだ。
ただ、この話を聞いて私は思ったわけである。
もしもこれが正しいなら、なぜ、過去にこういった「逆転」は起きなかったのだろう、と。そう思ったとき、私が思ったのは、

  • 中世

の意味だった。中世とは、ご存知のように、まったく、歴史の発展が止まった時代と考えられてきた。つまり、科学やテクノロジーが発展しなくて、歴史が止まっていた時代だ、と。
しかし、もしもそうなら、アメリカはずっと中国より上にい続けられる、ということを意味するんじゃないか。つまり、アメリカがこれからもずっと、

  • 世界支配

を続けたいなら、一番簡単な方法は「世界の科学・テクノロジーの発展を止める」ことなんじゃないか。すべての学問を「禁止」したら、もう、インターネット技術もなにもかも、「今のまま」なのだから、今、アメリカ企業が独占している状態が、未来永劫ずっと続く、ということを意味するだろう。
この問題は実際に、そんなに簡単な話じゃない、と考えることもできる。たとえば、古代ギリシアの民主主義は、「知性」を礼賛した。知的であることは「素晴しい」ことだと、考えた。実際に、この知性を使って、古代アテナイは、周辺都市国家を支配していた。
しかし、「知性」を「礼賛」することの意味は、

  • 人をいかに「残虐」に「殺す」方法のアイデア競争

を発展させることをも意味している。古代アテナイの民主主義は、こういった「アイデア出し」の「競争」の場となり、そのため、アテナイほど、

  • 残虐

に人殺しをやった都市国家は他になかったと言ってもいい惨状を示すことになる。このことは、よく考えた方がいい。本当に「知性」は言うほど、「素晴しい」ものだろうか...。