松本人志の世の中の「価値」とされるものを破壊せずにいられない「衝動」

もう少し、松本人志の件について、少し話が進んで部分があるかと思うので、まとめておこう。

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これは、テレビの取材内容なのかな。あれだけ、吉本が怒っていたのに、なぜか、裁判で訴えるのは、松本一人だけで、吉本は裁判にノータッチだ、とか言っているらしいw
立花議員が松本の裁判の弁護士が今だに決まっていないと言っていたけど、その事情というのは、

  • 高額の弁護料が欲しくて、立候補をしたい弁護士がいないことはないのだろうが、松本が一世一代の裁判を行うというなら、世の中的に「一級」と呼ばれている弁護士に頼みたい。しかし、そういった人たちからは、ことごとく断られている

ということらしい。
ようするに、この松本が裁判をやると言っている行為が、かなり「スラップ訴訟」の色彩が強いわけなんだよね。例えば、松本は裁判を行う「ため」に、仕事を止める、と言っている。このことは暗に、文春に対して、自分が仕事を止めたことによって、「そののま仕事を続けていたなら、本来なら、手に入れられた金額」を文春に払わせよう、という意図はみえみえなわけでしょう。
松本が文春を訴える場合、その理由は「名誉毀損」になります。その場合、この問題の「真実相当性」を証明しなければならないのは、文春側です。つまり、松本はなにもしなくていい。ただ相手の反論を聞いていればいい。なのに、「裁判だから仕事を止めた」という理由は認められるだろうか? どっちにしろ、自分で止めている。
逆に、もしもこれが認められたら、どういう世界になるかを考えてみればいいと思う。貧しい人はお金持ちを裁判で訴えられなくなる、ということになるよね。つまり、そんなことが簡単に認められるように、この世の中はなっていないわけね。そう考えると、こう言うことによって、文春や被害者を「怖がらす」「脅す」ことの方が目的で、とても実際の裁判では、こんな要求はできないとなって、ますます、この一連の松本や吉本の行動が

  • スラップ

であることが世間から疑われるわけだ。
いや。もっと深刻な問題があって、もしも裁判が進んで、文春がさらにたくさんの「告発」を発表していったとき、今度はその中に、時効を過ぎていない

  • 刑事犯罪

として確実に立件できる話が出てくる「可能性」があるわけ。そうすると、自分は「松本が文春を訴えている」民事裁判として、上から高みの見物をしていたつもりになっていたけど、一瞬のうちに、

  • こんなことをやっている場合じゃなくなって

刑事事件で訴えられて、牢屋に入ることになりかねない。これがなぜ、世の中で一級弁護士と呼ばれている人たちが、どんなに松本にお金を積まれても弁護を引き受けないかの理由なわけねw

「松本さんの性癖って本当に凄く変わっているの。AV女優とかプロの女性はダメで、ファンの子もダメなのよ。そこに価値を感じないわけ」
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B子さんが重い口を開く。
「部屋に入ると松本さんは上下の服を脱いでいき、全裸でベッドに引きずり込んできました。私が『ダメです、ダメです』と必死に抵抗していると、私の身体を抱き寄せながら『セックスがダメなら口でヤって』と。私が『無理です』と断ると、今度は『口がダメなら手でヤって』と。松本さんは迫ってくる中で嫌がる私に何度もキスをしてきました」
その行為の最中、松本が発した言葉がB子さんの脳裏に焼き付いている。
「君みたいな真面目な子に俺の子どもを産んでほしいねん。君の子どもがほしい」
「結構です」
そう何度もB子さんは答えたが、松本は耳元で繰り返し「君の子どもがほしい」と囁き続けた。ベッド上の攻防は十数分続き、B子さんは胸元を弄られ、心が折れたという。
「しまいには『とにかく触って』と手でシゴくように言われて、私の手の甲を上から覆うと、上下に動かし始めました。最後は私の手の中で果てていました」(B子さん)
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「芯が強くて涙を一度も見せたことのなかった彼女が、ずっと電話口で泣いていました。『松本さんと体の接待みたいなこともしないといけないらしい』と。彼女は、こういう事態が普通に起こってしまう芸能界にも絶望していました」
それから数年間、B子さんはPTSDに悩まされ続けたという。
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松本は、明らかに、

  • 身元が固そうで、貞操観念の高い女性を「狙い打ち」して、ターゲットを絞って

ホテルまで連れてきている。これは、たんなる「松本にセックスをされることを目的に松本の回りに集まってきていた、若い頃のファン」のような連中とドンチャン騒ぎをやりたい、といったようなノリじゃないわけ。明確に、今までに一度も男性と経験をしたことがないような、そういった身持ちの固そうな、固い仕事をやっているような人を

  • 探しだして

ターゲットにして、「狙って」自分とホテルの部屋に二人きりになるように誘導して、やっている。
分かる? まあ、結婚していてこんなとをやっていること自体が論外なんだけど、本気でおつきあいをしてもらいたくて、デートから始めてください、とか、そういうのじゃないわけ。そうじゃなくて、

  • いきなり、相手の「身持ちの固い貞操観念」を<破壊>する

ことに

  • 欲望

しているわけねw 相手が「大事にしている」自分の体を「ゴミ屑のように扱う」ことで、相手がショックを受けること自体を目的にしているわけ。小沢が松本の性癖を上記の引用で説明しているように、プロの女性や自分のファンで「抱かれ」るために近寄ってくる女性では「立たない」と言っているわけで、ということは、これを逆から言えば、

  • 絶対に自分に振り向いてくれない相手を「無理矢理」乱暴することが<快楽>だ

と言っているわけね。
あのさ。
この前だったかな。中森明夫の『アイドル論』という本について記事を書いたんだけど、そこで私が思ったのは、その

  • なまなましさ

ね。つまり、「性の商品」として、アイドルがテレビに顔を出して、プライバシーを犠牲にして、若い肉体で挑発するなんてことをやっていたら、そりゃあ、人生長いんで、いろいろあるわけで、あまりにリスクが高すぎるよな、ってわけなのね。例えば、新潟で活動をしている、NGT48の事件があったけど、私はそういった延長で、こういったものから一定の距離をおいてきた。
そんな私が比較的、それ以降に親しんできたのは、ラブライブを始めとした、アニメコンテンツだった。もちろん、そのアニメの声優たちは普通にライブをやっているわけで、なにが違うんだと言われれば違わないわけだけど、少なくとも、そこに集まってくるファンの「客層」が全然違った。つまり、後者はもともとが、

  • アニメオタク

であって、陰キャの引きこもりみたいな見た目の連中ばかりで、言ってみれば、NGT48の事件を起こしたような、犯罪すれすれを平気でやれそうな民度の客層とは明らかに違って見えた、という風景があったわけだね。
そして、こういった光景は、それ以降のVTuberについても続いているように思える。
まあ、こういった「客層」の違いをどう考えるかは一つあると思うけど、明らかに言えることは、男性ファンが

  • 女性声優なり女性VTuberなりの「人間の尊厳」を傷つけることをやらない

ってところね。なんというか、それを一種の、日本の太古から続く「女神信仰」のようなものだと受け取ってもいいのかもしれない。まあ、現代の一般企業では絶対に避けられない

をわきまえた行動をやっている人たちと言ってもいいわけ。
しかし、そういった社会に対して、その「秩序」に挑戦することに快楽をおぼえるという「鬼畜」が現れるわけね。上記の松本の性癖なんかがそうだけど、そういった「回りに大事にされている」女性であればあるほど、その「貞操観念」を

  • 暴力的に破壊する

ことに「快楽」を覚えて、そういう行為を繰り返すようになるわけ。なぜなら、どんなにお金を儲けても、どこかに、「自分は馬鹿にされている」という劣等感があるからね。だから、世の中のそういった、自分を馬鹿にしてきた連中を見返したい、という復讐心がある限り、お金を儲ければ儲けるほど、こういう蛮行を繰り返さずにはいられなくなるわけだ...。