アヴェムジカ第5話は、第4話でアヴェムジカの全国ツアーの最初で一曲もやらないで舞台上で解散を宣言した後からの内容だったわけだけど、うーん。祥子(さきこ)が第1話の、父親との二人生活に戻っているんだよね。そうやって、虚無感の中、祥子が生活していると、豊川財閥の、彼女のおじいさんが祥子を引き取りにくる。ツアー放棄した損害を豊川財閥が賠償したと言っていたから、その辺りで、ここまで迷惑をかけたら豊川の家に戻らなきゃいけない、とでも思ったんですかね。彼女の「自分が一番嫌いですわ」って言葉が全てを現しているんじゃないかな。
おそらくこれから、CrySickでの燈と祥子の
- 二人だけ
の濃密なエピソードが今以上に描かれるんじゃないだろうか(というか、自分がそれを求めているだけだが)。大事なポイントは前作のIt's MyGOの続編として作られているムジカは、必然的に前作の
- テーマ
の反復をやらないわけにはいかないんだよね。だから、とうとう、第5話において、MyGOのメンバーたちが動きだした。この二つのバンドは切っても切れない関係になっている。どちらも「同じ」テーマの上を歩いている。
特に今回、よかったのが、「ともあの」だよね。最高すぎた。この関係なんだよね。燈と祥子は言わば
- 魂(たましい)の「つながり」
において結ばれている。それに対して、あのんは「(クライシックというカテゴリーにおいては)外部」の存在として、燈の「心の機微」を
- 直観
して、すぐに走り出す、その「反射神経」だよね。あのんは「義をみてせざるは勇なきなり」の奴なんだよね。だから、ずっと彼女は見逃せない。
それに対して、燈は「モノローグ」の人なわけ。それは、It's MyGOの第3話に尽きているわけだけど、彼女はずっと
- あの世界
を生きているわけ。彼女はあの「一人称」の中にずっといる。まあ、逆に言えば、「彼女だからこそ」突破できる道があるのだろうと思わせてくれる。
ところで、来週の予告で、睦(むつみ)と楽奈(らあな)が一緒にいましたね。モーティスにのっとられて、ギターを忘れた睦と楽奈が、ついに激突ですか。楽しみすぎるじゃないか!