ずっと考えているコンシューマ機の問題なんだけど、まあ、いろいろな話はあるのかもしれないけど、私がどう考えたところで、なるようにしかならないわけで、そう考えると、もっと単純に考えるでいいのかもしれない。
結局、一つだけはっきり分かっていることは、
- コンシューマ機とは「ビデオゲーム専用機」だ
ということね。もしもこれが、エクセルやワードでの作業もできますとか、chromeでWEBブラウジングをしながら、仕事ができますとか言い始めたら、それは「パソコン」。つまり、今いろいろと言われている
- ゲーミングPC
ということになるわけ。じゃあ、このことが具体的にどういった差異を生み出しているのかだけど、一番分かりやすい例は、SWITCH2のスペックの話で、どうもCPUの性能が一般のパソコンに比べても極端に低いらしい、ということにあるわけ。どういうことかというと、これはゲーム専用機だから、これをやっているときは、ゲームしかやらないわけで、だから、
の性能がパソコンほどいらない、ということらしい。だから、こっちの性能を下げてコンシューマ機の値段を下げて普及を狙うかわりに、GPUの方はなんとか、がんばった性能をだしたい、ということらしい。
こうやって聞くと、なんかあっけない話になるわけだけど、問題はこういった出発点があった上で、それぞれがどういう方向に向かっているのか、ということなんだろう。
この前、大学の先生だったかから、このコンシューマ機の販売台数の話をしていたけど、日本国内では9割がSWITCH、海外では5割がSWITCHで、残りの5割をPS5とXBOXが分けあっているんだそうだ。
まあ、これでおおよその分布が分かるよね。SWITCHの低価格戦略によって、世界中を席巻しているわけだけど、PS5とXBOXが売れないのは、単純に
- ライト層
- 貧困層
に自社製品を普及させようと考えたことがないからだよねw 最初からお金持ちしか相手にしていない。ソニーが「ソニーブランド」とかいって、他社製品の何倍もの値段で売り続けていた過去の行動を見ていれば、奴らの製品を買うという行為自体が
- 反社会的
であることは自明だろう。コンシューマ機とは「ゲーム機」である。つまり、コンシューマ機を買うのは
- 世界中の子どもたち
- お金持ちの家の子ども以外は「子どもじゃない」
と言っているわけw 恐しいね。
ようするに、PS5やXBOXを買うことは、「ゲームを遊べる子どもと遊べない子ども(お金持ちの家の子どもと、貧乏な家の子ども)を、必死になって<分断>している」ということなわけ。つまり、あなたはこの「分断行為」に加担するんですか? っていうのが問われているの。
ここで持論を言わせてもらうと、そういった観点で私が考えているのは、
- 中古
の重要性なんだよね。貧乏な家の子どもがどうやってSWITCHを手に入れるかは、大量の中古が市場にあふれればいいんだと思っている。そうすれば、SWICHがお金のない家の子どもでも手に入る。そして、もしも手に入れてしまえば、あとは安心だと思っている。つまり、
- パッケージ版が今のように市場に氾濫している
ならば。まず、貧乏な家の子どもは、お金もちの家の子どもから、パッケージ版のソフトを「借りれ」ればいいよね。そして、絶対に、間違いなく、お金持ちの家の子どもはパッケージ版ソフトを貸すわけ。なぜなら、「友達になりたい」から。もっと言えば、別にそのゲームに興味がなくても買うわけ。もしも買えば、まず、親が「趣味をもってくれた」「自分の意見を言ってくれた」って喜ぶよね。次に、貧乏な家の子どもが「ゲームができたこと自体」を喜ぶよね。そして、お金持ちの家の子どもだからという理由で気に入らなかった友達に一目を置くようになる。義務教育の学校社会は、そうやって、さまざまな階層の子どもたちが一緒に行動する場所なのであって、いろいろなことが起きているわけね。
私の夢は世界中の子どもたちにSWITCHを一人に一台もってもらうことだけどw、ここで言及しておかなければならないことは、当たり前だけどスマホについてだ。ようするに、ゲームについてずっと考えているのは
- ライト層
なわけ。ほっとても勝手にゲームを買って遊ぶような、お金持ちの「マニア」層なんて、世界中で数えるほどしかいないわけw だから、こんな連中の言うことなんて、一言でさえ聞く理由なんてないわけ。そう考えたとき、今、最も世界中で普及しているコンピュータはスマホだよ。
つまり、スマホで「その」ゲームができればいい、というのは、一定の理由があるわけ。問題は先ほどから言っているように、スマホも汎用コンピュータであって、いろいろなことができるように設計されている。スマホでワードやエクセルを見ながら、chromeでWEBブラウジングをする、といったような。
つまりスマホは
- 子ども向けではない
わけ。そして、電話回線で電話をするとか、インターネットにアクセスしてといったようなことは、当然に課金が発生するため、子どもの「自由」になる範疇じゃない。絶対に
- 親の監視
の上でしか、その行動が許されない。
しかし、「ゲームは違う」わけ。
ゲームが「楽しい」のは、そこに親からの「支配」がないからでしょ。ゲームの中だけは「親から自由になれる」から楽しいわけでしょ。
まあ、こういった話ばかりしていてもバランスが悪いので、もう少し、近年の業界の方向について考えてみたい。まず、明らかに顕著な動きとして
- ゲーミングPC
- 自作PC
でビデオゲームを行うという習慣が、特に海外で広がってきている。いわゆる、steamという「第4の勢力」が現れたと言ってもいい。この「からくり」は、ようするに
- 高スペック競走
が必然的に生んだ結果なわけだ。ビデオゲームの開発会社は、より高スペックの環境だと、より「良く」動作するゲームを発売し始めている。その理由は、おそらく
ために、選んだ選択だったわけだ。キレイな絵、きれいなグラフィックを自社の「高額」なゲーム機を買わせるための理由として、ゲーム制作会社と
- ぐる
になって、任天堂を潰そうとたくらんだ。
- このゲームはSWITCHでは遊べません。PS5とXBOXでしか遊べまでん。
と言えば、高額でも仕方なく、お金持ちの家の子どもはPS5やXBOXを、泣く泣く買ってくれるだろう、と。
ところが、である。
当たり前だが、こんな話はおかしいわけねw なぜなら、PS5とXBOXの競走相手はSWICHではないからだ。そうではなく、
- スマホ
- ゲーミングPC
- 自作PC
だからだ。特に、アーリーアダプターの間での、急速な「自作PC文化」の普及が今の現状をもたらしている。ある高スペックなマシンでしか「良い」性能がでないアプリが発売されたとき、
- なぜ筐体そのものを買い替えなければならないのか?
はまったく意味不明だろう。しょせん、パソコンだろうとゲーム機だろうとやっていることは「パーツの組み立て」だけで、そんなことだけなら、自分でできるのだ! できるだけじゃない。この高スペックを要求するアプリが求めているのは、今の自分のPCの
- ある部分
が低スペックだから良い性能がでないと言っているにすぎなくて、つまりは、「その」部品だけを交換すれば、問題なく動作する。その場合に、特に急速な発展をみせているのがGPUで、これだけを最新を追っていればOKだ、と言っているのだから。
上記の議論を総合的に判断したとき、アーリーアダプターの行動は
- SWITCHと自作PCとスマホ
だけあればいいんだな、ということが必然的に導かれることが分かるだろうw
分かるだろうか? つまり、「こういう状況」で、ソニーとマイクロソフトがゲーム部門でやっていることはなんなのか、なのだ。もしかしたらこれは
- 反社会的行為
なんじゃないか、という疑いをもつ必要がある、と言っているわけである...。