なぜホロライブで「卒業」が続いているのか?

昨日の紫咲シオンの「卒業」ライブは私はまだ見ていないんだけど、すでに「卒業」した沙花叉クロヱが、シオンがライブのステージ上で

  • 魔法

を使うという形で「登場」したことが驚きをもって迎えられたことは、切り抜き動画を見て知っている。そして、ちょうど時を同じくして、大空スバルのユーチューブでミュージックビデオとして、湊あくあも、紫咲シオンも「登場」する2期生の

  • 映像

が背景に流れる曲が公開されて、話題になっている。
なぜこれほどの反響が起きているかというと言うまでもない。こうやって、「当たり前」のように、

  • 卒業

したはずの元ホロメンが、<公式>の媒体に再登場しているからだ!
ホロライブのホロメンが辞めていく場合、大きく分けて二つのタイプがある。

  • なんらかの「規約違反」によって、会社側が「解雇」したケース
  • 本人の自主的な申し出によって、「卒業」という形で去って行ったケース

こう考えた場合、普通に考えると「前者」がホロライブに「復活」することはありえないだろう。しかし、

  • 後者

はまったく別だ。そもそも「卒業」という用語が意味不明だ。学校じゃないんだから。たんに、なんらかの「雇用関係」「契約関係」が、いったん清算された、ということでしかなくて、フリーとして、

  • スポット

で仕事を引き受けたとしても、なにも問題はないw
私が注目しているのは、SteamやSWITCHで発売される「インディゲーム」だ。ここに、ホロライブのファンが次々と、ホロライブを題材にした

  • インディゲーム

を発売している。おそらくここに、湊あくあ、紫咲シオン、沙花叉クロヱが出続けるだろう。当たり前だ、彼女たちなしの「ホロライブ」などありえない。もう、矛盾と言ってもいい。そもそも、そんなものが売れるわけがないw
ところで、紫咲シオンは、今回、卒業するまでに多くのコラボを行っている。その中で、おかゆとのコラボが典型的だが、彼女は今のホロライブと

  • 過去のホロライブ

を比較している。紫咲シオンがホロライブの所属する頃のホロライブは、ただの、マンションの一室が唯一の事務所だったような

  • 中小企業

だった。そこは、「なんの仕事もない」、ただの新人が集っているだけの場所だった。彼女たちには時間がたっぷりあった。だから、

  • 好きなようにユーチューブ配信をやっていいですよ

と言われた。つまり、その当時集まっていたのは、そういった「ニコニコ動画でゲーム配信をしていた」引きこもりであり、「おたく」しかいなかった。
ところが、である。
ホロライブが株式公開していく過程で、カラー株式会社は急速に「芸能事務所」になっていった。そして、ある日、急に、ホロライブに所属するホロメンを

  • アイドル

と呼び始めた。そして、「ダンスレッスン」「ボイストレーニング」を始めた。そもそも、こんなことをやっていたのは、ときのそらくらいしか、当時のホロライブにはいなかった。ホロメンたちは、確かに「歌配信」を行っていたが、それは

  • ゲームアプリの中に「カラオケアプリ」があった

からに過ぎなかったw つまり、それすらも「ゲーム」のワン・オブ・ゼムにすぎなかった。
ホロライブが急速に「芸能事務所」化するということはそれは、「テレビ」の案件を、どんどん取っていくことを意味していた。また、テレビCMに次々と使われるようになった。
しかし、である。
ラブライブシリーズの最新作に蓮ノ空がある。これは、スマホアプリから登場したアイドルだが、彼女たちは、VTuberと同様に3Dで、ライブを行う。しかし、この3Dモデリングは、そもそも

  • この製造コストが非常に高価
  • ライブをやるといっても、自分がステージで踊ったり歌ったりするだけでなく、この3Dモデリングがそれによって「芸術」としての完成度があるかと見られるから、これを舞台で見せるまでの「努力」がすごい大変

という事態を引き起こしている。つまり、単純に声優としてやっているより「重労働」なのだ。
有名な話で、無印ラブライブのミューズの9人が声優となったとき、あんなふうに、その後に10年近く、全国を飛び回って、ライブ活動をやると思っていなかった、という話がある。彼女たちは、「ただの声優」だった。中の何人かは、歌手としてやっていて、その歌声で採用された人もいたが、そもそも後で、こういった「活動」が待っていると言われて始めていなかったw そういう意味では、サンシャイン、虹ヶ咲、スーパースターは、最初からこういった「アイドル活動」をやってもらうことを前提に採用されていたから、

  • モチベーション

が違っていたし、そもそも、サンシャイン以降に採用された声優は、ほとんどが「新人」であったし、若い子どもばかりとなった。
まあ、これと「同じ」ような状況がホロライブにも起きていると考えるといいと思う。初期のホロライブは

  • 自由な空間

だった。ここに入ったとき、彼女たちの前には「なにもなかった」から、自分でやることを探して、自分で好きなように自分をプロデュースできた。ところが、株式公開して、

  • 普通のアイドル芸能事務所

になったことによって、今度は、そういった「売れない」芸能事務所で働いていて、ノウハウをもっていた連中がどんどん会社に入ってきて、ホロメンたちを「奴隷」のように酷使していった。
しかし、さっきも言ったように、そもそも初期のホロメンたちは、ただのニコニコ動画の配信者でしかなかったし、もっと言って、社会不適合者だった。真面目に会社員として働けないからやっていたのだし、朝は起きれないし、そういったことに、いちいち怒られないから、ここに所属していただけだった。しかし、「アイドル事務所」となって、毎日のように、ダンスレッスン、ボイストレーニングのような

  • 体育会系

のような毎日を「やらされる」ようになって、彼女たち自身が「体がついて行かない」から、「会社に迷惑をかけたくない」から辞めていった...。

追記:
今回のミュージックビデオで、湊あくあが「再登場」したことで、私は再度、大空スバルを見直した。これは、彼女なりの「仁義」を示したんだと思う。湊あくあが卒業するとき、スバルは「自信がない」という理由で、コラボ配信を拒否した。しかし、今、改めて、結城さくなとして個人VTuberとして活動している彼女に対して、あのときの「不義理」を返したのだろう。
先日、結城さくなは、自らの、最近発覚した「病気」について発表した。詳しい病名までは言わなかったが、「持病」という形では説明していて、他方で、デビューしてから2年分くらいは、いろいろと企業案件が決まっている、みたいなことも言っている。
というか、そもそも、ホロメンはホロライブの中で、圧倒的な「権力」があるはずなのだ。もっと自己主張してもいいはずだ。しかし、そもそも彼女たちは、「引きこもり」の集団だった。もともと、ニコニコ動画の配信者たちを中心にして集まってきたにすぎない。そういった「社会不適合者」たちが、まるでサラリーマンのような「重労働」に耐えられるわけがないのだw