PS5が売れない理由として、私もよく、PS5が「据え置き機」だから、と言ってきた。しかし、このことの意味は、あまり深く考えられていない。
ようするに、PS5は、
- 4K40インチテレビ
とセットにして構想された。もともと、ソニーは自社の4Kテレビを売る手段として、PS5を構想したのであって、PS5とはテレビのための
- 手段
でしかなかったことに注意がいる。最初から、「テレビが売れさえすれば、PS5なんか、どうでもいい」と考えていたから、今こうやって、誰もPS5に関心がないのは当たり前なのだ。
というのは、当時、4Kテレビはまだ売り出し始めだったこともあって、一台あたりの値段も高く、旨みが大きかったのだ。ところが、今では、中国製の4Kテレビは、無茶苦茶安くなって、ソニー自身が、4Kテレビに興味がなくなっている。つまり、4Kテレビが
- どうでもいい
となったと同時に、PS5も「どうでもいい」になったわけだw
家電量販店に行くと、ほとんど、4Kテレビしか売っていない。では、4Kテレビがどのように使われているかというと、お茶の間に置かれる。リビングに置かれる。
ところが、である。
みなさん、ごぞんじのように、そもそも今の若い人は、テレビを見ない。テレビを見ているのは、もっぱら、高齢者だ。もちろん、若者も実家に帰れば、テレビがある。しかし、一人暮らしを始めたアパートには、部屋も狭く、テレビなんて置く場所がない。彼らがテレビを見ないということは、別に、情報を求めていないわけじゃなく、もっぱら、
- ユーチューブを見ている
ということを意味している。動画を見ていれば、ひっきりなしに、テレビの影像が流れてくる。つまり、そういうのは普通に見ているから、別に、世間の情報にうとくなっているわけじゃない。
では、この4Kテレビで、PS5につないで、高年齢層は何を見ているのだろうか? その一つの柱が
- プロスポーツ系ゲーム
だ。彼ら高齢者はプロスポーツが大好きだ。いっつもテレビをつけていることの意味は、スポーツ番組を探して、それを流している、ということだ。こういったものに興味のある
- スポーツファン
向けのビデオゲームが昔から作られてきた。そして、3Dの技術を使って、より「リアル」に現役プロ選手の活躍を
- コピー
したゲームが、一般に売れるようになった。こういったゲームは、fpsゲームなどのゲームと同様に、頻繁にDLCを発売して、一瞬で、100ギガバイト、200ギガバイトのゲームデータ容量となっている。
確かに、プロスポーツ観戦を4Kテレビで行う延長に、こういったスポーツゲームが売られてきた。しかし、先ほどから言っているように、問題はこのゲームをやっている人が、もっぱら
- 高齢者
だというところが重要なのだ。若者はテレビをもっていない。当然、PS5をもっていない。だから、このスポーツゲームをやっていない。反対に、年齢が高めの人は、自分の好きなプロスポーツ、ファンなプロスポーツ選手が出場するゲームを、
- プロスポーツのテレビ観戦と同じような感覚で
行うわけだが、これをやっているのは、あくまでも「年齢が高くなって、多少のお金の余裕ができた人たち」であって、若者ではないのだ。
さらに、問題がある。
SWITCH1は携帯ゲーム機であって、ファミリープランというものが示しているように、最終的な目標として、子どもたち全員に、一人一台を与えるところを目指している。みんな、一台自分のものがほしい。そしてそれは、値段的に不可能ではない。
対して、PS5は、据え置き機だから、子どもが複数人いても、
- それぞれの子ども用
として、確保する理由がまったくないのだ。必要だとしても、一家に一台あれば十分。
このことが、なにを意味するか?
早い話、ゲームソフトがまったく売れない、という結論に帰着する。一家に一つあればいいのだから、とにかく、ゲームが売れない。このことは、SWITCH1のゲームの販売個数とPS5のそれを比較すれば、一目瞭然だろう。
早い話、SIEはどこかで経営判断を間違えたのだ。それは、社長が日本人でなくなったときだろう。そこで、まったく違う文化によって、SIEは社内文化を入れ替えられてしまった。
今、PS5の主力タイトルは、
- 中華スマホゲーの「課金ガチャ」
だ。この売上が、他を圧倒している。完全に今のSIEの「お得意先」となっていて、あらゆることに優先して、中華スマホゲーのためのサービス「だけ」、どんどん充実しているw つまり、完全に
- 大人向け
のなにかに、PS5はなってしまったのだ。子どもが関係ないなにか。こんな「ゲーム機」が必要かorz