任天堂の株価は決算前からずっと下がってきた。それをジャーナリストは、SWITH2の値段が安すぎるため、赤字になっているから、と主張した。
そして、任天堂は決算で、日本語版SWITCH2の一万円の値上げなどを発表したわけだが、結果として、値上げ発表後も株価は下がっている。
というか、一進一退している、という感じだが。
なぜ株価がこのような動きをしているのかについては、非常に単純化してしまえば、
- 任天堂より「儲かりそう」な株が他にあるから
に尽きている。
決算において、任天堂は至上最大の売上を発表したが、営業利益はそこまで高くない。そして、来年の予測は、下方修正だった。値上げの理由を含めて、グローバルな市場の動向を考慮して、と言っている。
つまり、戦争による石油の動向と、生成AIのメモリ需要による、ビデオゲーム用のメモリの高騰が、短期で終わらない、という予測に変更した、ということを意味する。
じゃあ、なぜ任天堂の株は上がっていたのか? それは、市場にお金が余っているからだ。だから、どこかに投資しないともったいないから、消去法で任天堂が選ばれていた。しかし、今、任天堂より短期で儲かりそうな株がある。それが、
- メモリ関連
や、生成AI関連だ。ここは、バブルだから、短期で価格の上昇が想定される。短期の利益を求めている株主がこぞって、任天堂の株を買っていたのを、売って、メモリ関連や生成AI関連に、お金を移しているわけだ。
しかし、である。
言うまでもなく、任天堂の本業の業績はいい。SWITCH2も売れているし、ゲームも売れている。つまり、中長期的には、任天堂の本業が売れなくなるということを誰も考えていない。おそらく、今年も来年も、ものすごい黒字になることを誰も疑っていない。
だとするなら、どこかで株は値上がししそうなものだ。
つまり、だ。
中長期的には、任天堂の株は上がる。それなりに底値と思われるところで買っておけば、今年は上下するとしても、中長期的には、株は確実に上がる。なぜなら、本業の業績が下がる理由がないからで、株は他のバブル株にお金を移したい連中による、利益確定の売りがいつまでも終わらないように見えたとしても、いずれは実体経済を反映する...。