昔、森毅が、その存在を指摘していた、Mac Lane が指摘した、論理学の現代版のようだ。
一般に、数学基礎論から、作られる、集合論は、どういう世界か?「はじめに一者あり」である。存在論的な形になっていて、その一者(実は、空)から、すべての存在が生成される。では、この Mac Lane が指摘した、論理学ではどうなるか。「はじめに働きあり」である。なんじゃそりゃ、と思うかもしれない。普通の集合論では、関数は、集合の一種(つまり、グラフ)として定義される。こちらは、逆に、関数から集合を定義しようということなのだ。
実は、この本を買ったんだけど、まだ読んでなくて、そういうことが書いてあるのかはまだよくわからない。あと、最近の、コンピュータ数学でも使われる、型付きの論理学を対象にしているようだ。
- 作者: 清水義夫
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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