2007-12-28から1日間の記事一覧

福田康夫『一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ』

福田さん、衛藤さん、のインタビューの形式の、かなり前の、対談である。まだ、最後まで読んでいない。 思うのだが、安倍前総理が、国民から、徹底的にパージされたきっかけは、いつかと考えると、やはり、国会で、年金問題で、長妻議員から、国民への情報の…

柄谷行人「中野重治のエチカ」

大江健三郎との、中野重治をめぐる対談である。これは、リラックスした中で、語られたものだと思うが、今読んでも、大変興味深い対談である。その全体像は、本文を読んでもらうとして。 こういった発言がある。 僕は、基本的に、資本主義は終ると思っていま…

柄谷行人「被差別部落の「起源」」

作家の中上健次が亡くなったのは、ずいぶん前だが、彼は、生前、被差別部落と、彼自身の関係を語っていたことがある。彼の紀州サーガにおいて、雑賀孫市をにおわせる記述があったと思う。ここでは、主に、石尾芳久『一向一揆と部落』を読んで、その意味を研…

清水義夫『圏論による論理学』

昔、森毅が、その存在を指摘していた、Mac Lane が指摘した、論理学の現代版のようだ。 一般に、数学基礎論から、作られる、集合論は、どういう世界か?「はじめに一者あり」である。存在論的な形になっていて、その一者(実は、空)から、すべての存在が生…