スー・サベージ-ランボー『カンジ』

昔、NHKスペシャルでやっていたものの、ノベライズ。カンジとは、その研究所にいる、ボノボという猿の仲間の、一人。1000 字の英単語を理解して、英文法も理解していたという。番組を見ていた人は知っているが、とはいっても、発声はできなくて、レキシグラムという、いろいろなシンボルが碁盤目条に配置された、押すと、対応する英単語が、流れる、ボードを使って会話をする。
このことを革命的に思ったのは、彼らは、学校に行けるのではないか、と思ったことだ。我々と同じく学校で授業を受けて、社会にでて、仕事をする。空想的に思うかもしれないが、私はそういうことを考えた。

カンジ―言葉を持った天才ザル

カンジ―言葉を持った天才ザル