徳川恒孝『江戸の遺伝子』

江戸時代とは、どんな時代であったのか。私たちは、こう考えるわけです。明治維新によって、封建時代から解放されて、素晴しい社会に、生まれ変わったのだ、と。しかし、である。それは、どこまで、まともな扱いに耐えうる言説なのか。そもそも、そういうことを言ってきたのは、ほかでもない、江戸幕府を滅ぼした、明治政府の連中のたわごとではないか。彼らには、自分たちの正義を、なにがなんでも、でっちあげて、正当化しなければならない、あまりにも自明すぎる、理由がありすぎやしないか。まず、まっさらな視点で、江戸時代を見てみては、どうだろうか。

マル激トーク・オン・ディマンド
第345回(2007年11月10日)
江戸の遺伝子とは何か
ゲスト:徳川恒孝氏(徳川宗家第18代当主)
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江戸の遺伝子―いまこそ見直されるべき日本人の知恵

江戸の遺伝子―いまこそ見直されるべき日本人の知恵