「NHKスペシャル・激流中国」

中国の田舎の農村の、女子高校生の謝さんを、追っていく内容。
中国の農村は、貧しい。大学に行きたいが、行くための、学費がない。行くためには、弟に、もっと、稼ぎのいい仕事をしてもらわなければならないが、それは絶望的だ。その前に借金がある。弟は、事故の多い炭鉱に行くことを決意する。
人間は進歩しているのか、そんなふうに問うセリフがあったが、いったい、あとどれくらい時代を経れば、いいんでしょうかね。
私は、一方で、大学など、お金ばかりかかる、クダラナイ、ふざけたトコロだと、自分がいた経験から思う。ただ、他方で、そこにある知識の多くは、大学の教室に毎日通わなくても、多くの人々がふれることが価値のないこととはかぎらない、そうは思う。他方で、さまざまな学会を中心に行われている、研究内容、こういったものに、(多くは、給料ドロボウのゴミだとしても)それなりに意味のあるものがあることは認めるが、それが「大学」と呼ばれる教育機関とリンクさせなければならない必然はないと思う。
私は、もし安倍が、北朝鮮の国民すべてを、難民として受け入れ、自立できるまで世話の見るといったなら、彼のナショナリズムを評価したかもしれないが、そんなことは彼は、口が裂けても言わない。