ぽにょ

崖の上のポニョ」を映画館でみてきた。
ストーリーとしては、どうでしょうか、人魚姫、ですか、ちょっとじみですね。もりあがらん。子ども向けと言ってましたけど、やっぱり、大人がつくったものであり、そんな、子どものためとか言って、子どもが喜ぶなんてないんでね、喜んでるのはいつも大人。
日本は、網野善彦をもちだすまでもなく、海洋民族だったわけですね。ほんとに、海と関係した、習俗が多くある。しかしその反面、海というのは、漁師にとっても、非常に危険な所ですね。常に「海をなめるな」、それが染み付いている。そういう意味でも、ああいう描き方は、どうもさめてしまう。子どもは逆に、恐いんじゃないですかね。
ただ、最初のたたみかける部分は、おもしろかった。最初の大量のクラゲ。ポニョが、陸近くのゴミと一緒にポニョが網にすくわれる場面。ポニョをバケツに入れて、ペットのようにもちはこぶ。
どうでもいいけど、海から拾った魚を、水道水のバケツに入れるって、やっちゃいけないでしょ。