「サマーウォーズ」

(監督は、自分の結婚式の後日譚での、相手の親族の方々の反応に、ヒントを得たんだそうだ。ようするに、幸せ自慢ってわけですねwww。最近、そういうの多いですねwww。)
アバター、仮想空間、が、あらゆる、人々の、生活に浸透した世界。
OZ(オズ)。
人々は、このヴァーチャル空間に、「すべて」をぶちこんでしまった。
プライバシー、個人情報、日々のメモ、便所の落書きからなにから、すべてをぶちこんじまった。
なーに、だいじょーぶさっ!!!
だって、うちのセキュリティ、世界さいきょーだもーん!!!
そっかね。
そーかね。
セキュリティ(笑)。
今、世界を席巻している、さまざまな、暗号セキュリティ。
現代の、暗号キーは、多くの場合、巨大素数を使っているそうだ。つまり、例の、リーマン予想ってやつで。もちろん、私だって、リーマン予想が「肯定的に」解決されるとは、到底思えないけど、いずれにしろ、それを理由に、世界のあらゆるセキュリティ、この方式に頼るのは、危険すぎませんかね。なんにせよ、「一色」ってのが、気に入らない。
もし、なにかの間違いで、何十年、何百年か後に、ほんの一瞬で解読される事態になったら...。いや、それくらい先だったら、まったく思いもつかないアイデアで、突き破ってくるのかもしれない。このギョーカイ、いたちごっこですから。でも、だとしたら、なんもかんも、「同一アイデアの」暗号依存の、世界構築は、危ねーんじゃねーですかね。
秘密は、破られるためにある。この世に、完璧なものなどない。どんな鉄壁のディフェンスも、攻め続ければ、いつか、隙を生み、そのフェイントが、局面を切り裂き、そのドリブルは、闇夜をぶっちぎって、そして、「なにもかも」の私たちを置き去りにして...。
さて、困ったもんですね、人間のやることは、いつも、愚かで。
そんな世界を前に、家族は...。
おばあちゃん。
彼女の遺言を胸に、家族は、力を「合わせる」。

サマーウォーズ [Blu-ray]

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