消費税社会

今週の videonews.com は、完全に、小幡さんを代表とした、財務省の手先となったこの番組で、いかに、消費税がすばらしいかを語る番組に堕してしまったことは、残念としか言いようがない。
まあ、そもそも、宮台さん自身が、大学入学者をもっと減らして、エリート教育にすべきだという主張の人だけに、こういったエリートの人たち「にとって」の<幸福>にしか興味がないわけで、そもそも、彼自身が大衆と無縁のリッチな生活をしている、というわけなのでしょう。
こういった、大衆を「愚民」と言っていればすむ人たちはそもそも、大衆に<無関心>なわけで、ヒーローとしての自分が知的に活躍してれば、それで満足なんでしょうね。どーでもいいけど。
所得税を高くすると、お金持ちが日本から逃げるから、日本から企業がなくなるっていうのは、最初から、お金持ちから税金を取るつもりがない、と言っているのと変わらないでしょう。
てゆうかさ。だったら、お金持ちは全員無税にすりゃあいいじゃん。いや。むしろ、お金持ちには、わざわざこの国にいてもらっていることに感謝して、国の税金から、お金を恵めばいいんじゃないですかね。
竹中平蔵が、どっかの本で、貧乏人よりお金持ちから多くの税金を取るのは

  • 盗み

だというのを、どっかの経済学者の本から紹介していたが、つまり、竹中さんにしてみれば、人間は「平等」だから、全員から同じ額のお金をむしり取らないこと自体が「平等」に反している、というわけでしょう。
まさに、消費税だよね。
だったら、そういう国にすればいーんじゃねーの。
次に、消費税をいくら上げようが、社会福祉は税とは別の話なのだから、負の所得税を行えばいい、っていうのは、実際に負の所得税を行って、貧乏人にお金を恵んでから言ってもらえませんかね。やりもしないで、消費税「だけ」10%にしておいて、やればいいって、ただの、学者の議論でしょう。
あと、消費税は生涯の消費額でみれば逆進性はないって、これ、本気で言ってるのかな。それで、よく学者を名乗ってるよね。
だって、私たちの生涯において問題は、より若い頃なわけでしょう。若い頃にどれだけ、金銭的な余裕があるか。実際に、お金持ちの家の子供が、実際に、高学歴になっている状況があるわけでしょう。
若い頃、もっと言えば、40代くらいまでが、出産できる年齢であり、体にがたの来ていない、比較的健康な年齢であって、つまり、それくらいの年齢までの所得を問題にしているのに、なんで生涯の消費の話をしているんでしょうね。
はっきり言って、老後に散財をして、それにどれだけの意味があるんですかね。老後というのは、老人たちは謙虚なもので、もう、彼らは、次の世代の幸せのために、身を引いて生きてますよ。なるべく、若い人に楽しんでもらおうとして生きてますよ。もう自分たちの時代じゃないって。
だいたい、消費税って、消費という「贅沢」にかける税金なんでしょ。お金持ちが全財産を使い尽すという「贅沢」を「やった」から、貧乏人と払った税金の逆進性がないから、「平等」って、どういう理屈なんだろうね。むしろ、お金持ちは、さんざん、お金を使うことによって、貧乏人以上の「幸せ」を享受したんでしょ。だったら、その幸せに応じた(その幸せを「可能にした」)税金、つまり、所得税によって、お金持ちには、それだけの重税を課すのは当然なんじゃないですかね。
よく分からないのが、たとえ、生涯で全財産を使い尽しても、しょせん「フラット」なだけでしょう。これのどこが「問題ない」ということになるんですかね。逆進性がフラットになっただけで、これで、金持ち優遇じゃない、と言いたいんですかね。
お金持ちが、より重税になるのは「当然」じゃないんですかね。私はそう思いますけど、この人たちはどうも違うみたいですね。そういう世界に、この人たちはしたいんですかね。
お金持ちが日本から逃げる、お金持ちが日本に住んでくれないっていうのは、どこの国だってそうでしょう。つまり、こういうことを言う人たちって、つまり、そういう「世界」にしたいんですかね。日本が、こう考えて、お金持ちの税金を安くすれば、世界中の国がそれを真似しますよね。つまり、世界中がそうなりますよね。つまり、こういうことを言っている人は、そういう世界にしたいと言ってるのと変わらないですよね。
こういう問題を解決したいなら、国際条約を目指すしかないでしょう。つまり、やる気がないんでしょ。だったら、そう言えばいいのにね。
videonews.com は、今後も、消費税に逆進性はない、で行くんですかね。そろそろ、解約しようかな orz。