大谷に罪はない?

水原による大谷の銀行口座からお金をネコババしていた事件は、真相が解明され、一定の収束を見ている。しかし、この事件の議論は、最初、大谷批判から始まった。大谷に一定の責任があるのではないか? そして、場合によっては、大谷のメジャーリーグからの追放まで議論されていた。
しかし、この議論は大谷が賭けに一切関わっていなかったことを理由にして、逆に、最初に大谷を疑った人たちがバッシングを受ける議論の流れとなった。すべて悪いのは水原だったのに、最初に大谷を疑った人たちは謝罪をしなければならない、と。
しかし、考えてみると、これも極端な話だ。
大谷は「大金」を稼いでいる。そして、メジャーリーガーとして続ける限り、数年で今回の損害のほとんどを上回る金額を稼ぐだろう。しかし、それはメジャーリーガーを続けられたらの話だ。
問題は、そういった「大金を稼いだ」人の

  • 社会的責任

にある。そしてそれについては、アメリカでは一部で議論されていた。
少し極端なケースを考えてみてもらいたい。大谷は大金をもっている。もしも大谷がその大金が「誰か」に盗まれているのを

  • 黙認

していたとしよう。知っていたが、「見て見ぬふり」をしていた、ということだ。
そして、そのお金が

  • 闇社会

に流れて、非常に社会悪につながるダーティな活動の「資金源」となっていたとする。その場合、そのお金が流れていたがゆえに、その悪の組織はダーティな活動を行えて、多くの善良な市民が被害を受けていた。もしも、大谷のお金がそこに流れなければ、防げた「悪」があった、ということだ。
今でも、日本の知識人の中には、

  • 反共

を、全ての「正義」の源泉として語る連中がごまんといる。そういう奴は、今でも、ロシアと中国を「絶対に許さない」として、なにがなんでも、アメリカが「正義」の論陣をはっている。そして今では、ウクライナ「絶対善」を主張し、しまいには、

にまで辿りついているw
そういった連中に限って、大学では「経済学」をやって、資本主義は「全能」だ、という議論を行い、つまりは

  • 私的所有論絶対主義者

を自称している。絶対に私的所有を否定してはいけない。つまり、お金持ちから税金をとってはいけない。それは「盗み」だ。つまりは、竹中平蔵だw
こういった連中は今回の水原事件でも「大谷はなにも悪くない」といった論陣をはっている。大谷は自分で稼いだお金なんだから、それを「どのようにしよう」とも、絶対にそれによって、大谷が責められることはない。ましてや、大谷はお金を盗まれたんだから、盗んだ奴が

  • 100パーセント

悪いにきまっている。
しかし、ね。
水原って、ただの「通訳」だよw こいつが、大谷が稼いだ財産を全て散財して、それを生涯かかっても、返せるわけがないだろ。つまり、三下ムーブ。あのさ。こんな水原みたいな奴を、つけあがらせたのは誰だよ。こんな奴、江戸時代だったら、打ち首獄門で、その場で切り捨てられてたよ。ほんと、こいつほど

  • 日本人のイメージ

を「最悪」にした人間はいないんじゃないかな...。