日常についての考察

アニメ「干物妹!うまるちゃん」の作品の構造は、まあ、以下のようなシンプルな形になっている。
主人公の女子高生の土間埋(どまうまる)は、ワンルームのアパートに会社員で兄の土間大平(どまたいへい)と暮らしている。うまるは、学校のクラスでは品行方正、成績優秀で通しているが、ひとたび家に帰ると、まったりと日常系を生きる「おたく」として、ひたすら部屋で、お菓子やジュース、だらだらとゲームや漫画やネットでゴロゴロしているだけの

になる、ということらしい。
ようするに、学校での姿と自分の家でのギャップが一種の「秘密」になっている、というところが「みそ」だと言いたいようである。
まあ、学校での行動が自分の家での「だらしなさ」を想像させない、といった設定は、確かに、まあ、それが

  • もてる女の子

ということを意味しているのだろうし、そういった非現実的な「ヒロイン」を、ある意味で風刺しているところもあるのだろうけど。
しかしね。
逆に聞いてみたいものだ。そうでない人っているのかね? 
私は昔から、それほどテレビゲームをやる方ではなかったけれど、部屋で本を読んだり、なにしているときでも、まあ、まったり、ごろごろしていますけど。逆に、そうじゃない人っているんですかね?
そういう意味では、うまると同居している、妹の食事を作ることぐらいしか「趣味」のなさそうな、この兄貴はなんなんですかね。こんな「品行方正」な人って、現実にいるんですかね。
(しかし、よく考えてみると、俺の親とか、あんな感じだと言えなくもないな。しっかり、家を毎日、掃除をして、いつもきれいにしているし、ちゃんと毎日、食事を作っていたし、茶の間でテレビを見てるか、新聞を読んでるか。)
というか、年頃の妹とワンルームで同居とか、ありえなくないかw