ネトウヨとは何者か?

東浩紀先生が、つい最近まで、ツイッターのプロフィール欄に「ネトウヨ」と書くことで、自らを「ネトウヨ」と自称していたわけだけど、その後「ネトウヨでない」とかに変えたといっても、普通、一度ネトウヨだと自分で認めた人は、本人が「自分はネトウヨではなくなったんです」と言ったところで、そうかどうかは他人が決めることなんじゃないですかね。
そもそも、私はずっと彼がネトウヨだったから、批判をし続けてきた人間としては、これで本人も認めたんだから、彼を有識者としてテレビのコメンテーターとして、二度と使わないでほしいし、大学教授として採用しないでほしい。それだけ、本人がネトウヨだと認めた事実は大きいのだから。
では、ネトウヨとは何者か?
ネトウヨとは、日本国民が日本国家から「福祉」を受けることを「たかる」と表現して、国民を「敵」認定する連中のことだ。ネトウヨが問題にされた最初が、「在日」問題だったことを思い出してもらいたい。「在日」の人たちを彼らは「特権」だと呼称して、在日の人たちを糾弾し侮辱した。
この延長で、さまざまな「福祉」を受ける人たちが「たかる」という表現で、糾弾されてきた。
恐しいね。

「自力で生活できない人を政府が助けてあげる必要はない」と考える人の割合が世界一なのは日本(38%)って事実ヤバいな(米国28%、中国9%)。07年でこうなのだから生活保護バッシングが顕在化した2012年以降さらに高くなってるはず。
http://buff.ly/2tA2Tu8
@tsuda 2017/07/18 12:30:15

いまのRTだけど、これはもはや日本人の国民性というより、なにか教育に根本の失敗がある感じがするね。どうしてこんなに強く「自己責任」の国になってしまったのだろう。
@hazuma 2017/07/18 13:01:58

印象論だけど、日本の場合、自己責任を求めるといってもそれ自身が求めらいるのではなく、「そうしないとすぐ甘えるやつが多いから」という防衛的な理由で求められている気がするのよね。それが結果として弱者の厳しい社会を作っている。問題の根幹は、社会の甘え体質、タカリ体質にあるのではないか。
@hazuma 2017/07/18 13:05:00

そしてその体質は、官民問わずじつに深く浸透していて、政治家が国にたかり、正社員が企業にたかるだけではなく、独立のはずのアーティストや研究者やベンチャー経営者でさえいつもたかり(補助金)の話ばかりしていて、いかにうまくたかったが自慢になったりする。そしてたかれないと強烈に嫉妬する。
@hazuma 2017/07/18 13:08:54

日本が弱者に優しい国になるためには、まずそんなタカり体質を変えねばならないのではないか。そんな風に思います。
@hazuma 2017/07/18 13:10:06

上記での津田さんのツイートは、videonews.com でよく宮台さんが話す調査結果だけど、そっから、日本人の「教育」問題につなげるって、どんだけアクロバティックなんですかねw 

  • 弱者に優しい国になる

って、弱者が「困っている」から、優しくしたい、という感情がわいてくる、というわけでしょう。じゃあ、

  • 困っていない「弱者」

ってなんなんだろうね。つまり、

  • 国家に「たかっている」弱者

ってw 国民が国家に「タカル」のは、国民は国家に税金を払っているんだから、当然なんじゃないw むしろ、その当然の権利を行使しようとすると、そういう人に向かって

  • 国家にお金を「たかって」いる

と糾弾をし始める連中のことを、「ネトウヨ」と呼んだわけでしょうw 国家が国民にどういったサービスを提供するかは、国家の「ルール」に関係することで、どんなに国民が国家に「たかった」からといって、国家は国民に権利がなければ、そのサービスは提供しない。むしろ、国民は国家に向かって当然の

  • 権利

を行使しなければならない。むしろ、弱者は国家に「たから」なければならない。それを「悪」だとか「敵」だとか言っている、東浩紀先生は恐しい人だね。
サラリーマンが自らが所属する企業と「賃金交渉」をするのは

  • 当たり前

ではないのか? それを「たかる」と表現する東浩紀先生は、基本的に労働組合を「敵」とか「悪」と考えているのでしょう。マルクス主義が嫌いなわけだw 同じように、国民が国家と税金や行政サービスについて「交渉」をするのは当然の権利じゃないんでしょうかw 国家は弱者には一定のサービスが必要だから、そういった「権利」を与えているのであって、それを求める(=たかる)ことを止めたら、一体、いつになったら

  • 弱者

は弱者じゃなくなるんですかねw 一体、教育が必要なのは、誰なんでしょうか?

ところで蓮舫戸籍問題だが、戸籍を公開しても公開しなくても、もはや蓮舫に支持が集まることはないだろう。今回の公開決定~部分的撤回の迷走は決定的だった。左右どちらも敵に回してしまった。民進党はすみやかに代表を変えるしかない。
@hazuma 2017/07/14 09:36:35

蓮舫さんの二重国籍問題も、典型的なネトウヨ問題でしょう。日本が国籍法を改正して、父系血統主義から父母両系血統主義に転換したのが1985年で、彼女はそれ以前には、彼女の日本人の母親の子どもであり、だから、当然のこととして

  • 日本で育った

にもかかわらず

  • 日本人ではない

として「育てられて」きたのだ! むしろ女性である蓮舫さんはこの、前の法律によって、

  • 差別

を受けてきた「被害者」なわけで(だから、法律は変えられたわけで)、つまり、そういった「過渡期」に育ってきた彼女に対して、もっと温情的な態度で接しなければいけないわけでしょう。つまりは「被害者」なのだから。
彼女の自らについての国籍の説明が「混乱」するのは当たり前だよ。だって、国家が彼女を「日本人じゃない」なんて言うなんていう「差別的」な扱いをやるわけがないと、普通は思うだろう。だって、事実として、こうして生まれたときから、日本で暮らしてきて、実際に母親は日本人なわけでしょう。なんでそれで、自分が日本人じゃないと思わなければいけないの? でも、85年以前は、そうじゃなかった、というわけなんでしょ。普通、国家がこんな差別をするわけがない、と思うのは、当たり前なんじゃないですかね。偉そうに彼女にネットで説教をしている

  • 日本人の男たち

って、彼女の立場になって、想像してるんですかね。
あと、そもそも、台湾は戦前は「日本人」だったわけであり、しかも今は、日本は台湾と国交がない。だから、話を聞けば、1985年に改正された法律にもとづき、22歳までに国籍の選択を日本政府に届けようとしても、台湾を「選ぶ」という申請を日本政府は「認めない」らしいではないかw
そもそも、ある国家が別の国家がある個人に与えた「称号」を、どうこうしようという「権利」がない。それは、例えば、なんらかの「国際条約」に両国が締結しているといったような、そういった「条約」でもなければ、なんの効力もない。つまり、そんな話は最初から

  • 国家の間

の話でしかない。国籍が二重でもっている個人にとって、そのことはそもそも、国家間の「問題」でしかなく、個人には関係ないのだ。国家は勝手に、ある個人に国籍を与えたり、与えなかったりするだけで、それに対して、個人は自分の意志を表明することはできても、その表明に対して、それぞれの国家が「なにをするか」をコントロールできるわけではない。というか、そのコントロールに、それぞれの国家が「従う」かどうかは、まったくその個人とは関係のない、それぞれの国家の「都合」でしかない。
つまりは、そういった性質のものでしかない蓮舫さんの二重国籍問題を

  • 理由

にして、なぜ彼女が民進党の党首を止める選択をしなければならないのか? これを理由にして、彼女が代表を止めなければならないと言っている時点で、東浩紀先生は「ネトウヨ」なわけでしょう。怖いね...。