トップを変えろ!

まあ、明日にも緊急事態宣言がでるんじゃないのか、といったニュースがさかんに報道されているのだけれど、ここで少し冷静になった方がいいんじゃないか?
というのは、問題は「ここまで」のいきさつって、なんだったのか、なんだよね。以下の児玉龍彦先生の動画が、ネットでとても話題になっているけど、ここでの先生の話って、ほとんど今、マスコミで報道されていないことが話されているんじゃないか?

児玉:一応、クルーズ船で二週間たっても、消毒したところはほとんどなかったんですが、お客さんのいた船室、消毒していないところは、二週間してもウイルスが検出されています。
https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ

今、3密とか言っているけど、「物から人」に感染してるんじゃないのか? ってわけでしょう。いや、しているんでしょう。だから、スマホを除菌しろとか、手で顔を触るなとか言っているわけで。じゃあ、3密じゃないんですよね。
だから、クラスター対策チームの記者会見も強烈な違和感があったのは、クラスターの原因はこうだったと推測した。そして、今まで調査したクラスターの推測原因の中には、あれはなかった、これはなかった、って言ってるんだけど、だからそういった「可能性」がないということを言っているわけではない。
つまり、そういったケースも中には起きているかもしれない。でも今まで調査したクラスターのケース「の中にはなかった」から、それに対しては注意を喚起しないって、変じゃない?

児玉:脇田先生の論文を読むと、驚くべきことに二月四日に最初にPCRをやって、二月五日から対策が始まるんですが、すでに食事係の人が感染していた、と。
https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ

なぜ人々は、ダイアモンド・プリンセス号の「総括」をしないのだろう? どう考えても、あそこでの

  • 変な対応

がずっと続いているように思えてしょうがないわけであろう。あそこで、何が問題だったのかを徹底して、洗い出していないから、なあなあで終わらせたから、その「問題」がずっと今も続いている。
そもそも、37・5度で4日間じゃなきゃ、診察してもらえないという厚労省の通達って意味が分からないんだよね。つまり、だれもだれが感染しているか分からない。すでに病院中に蔓延しているかもしれない。だって、だれもこの条件を満たさなかったら、検査をしないのだから。だとしたら、どんなに健康な人だって、ひとたびその病院に来れば、たちまち感染するってことになって、そして、行くとこ行くとこ回りを感染させてるってことになる。これで、少なくとも東京のような「大都市」の感染拡大が水面下で進んでいた場合に、どうやって止めるんだろう?
しかし、そういうことを言っていながら、重症者や死者の割合は感染者に人数から一定数、ほとんど必然的に決定すると言っているんだから、極端なことを言えば、東京のほとんどの人が感染したら、膨大な重症者や死者が「一定」の割合で発生することになる。
つまり、どういうことなんだろう? 東京の医者は「この病気」と戦うことを「あきらめた」ということなのだろうか? なぜなら、彼らを診察すれば、それなりの確率で医者にリスクがある。だったら、医者はそんなリスクを負わない方が「長生き」できる。どんなに、市民がこの病気で苦しもうが、自分たち医者だって自分の命を危険にさらしたくない。だったら

  • 彼らを「相手にしない」

という選択が「合理的」っていうことになっているんだろうか...。

児玉:日本の専門家委員会が一番悲劇だったのは、かつて岡部先生とか、尾美先生。アジアの感染を指導する、WHOなんかで指導していた立場の立派な方々なんですが、世界の感染疫学というのは、遺伝子工学をもとに膨大検査と情報追跡に移っていく。そのトレンドが理解できなくて、昭和のナツメロみたいな、昔風のやり方に固執したために、こういう問題が起こっている。
https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ

(そういえば思い出したけど、専門家会議の人が、ジャパンズ・ウェイみたいなことを言ってたね。これ、自然科学ですよねw もろ戦争に負けるフラグですわな。)
児玉先生の結論は、今の日本の新型コロナ対策を行っている「リーダー」が

と言っているのだ。だったら、私たち日本人はそれに「ふさわしい」方を、どこからか探してこなければならない、ということになるのではないか。つまり、

  • 外国から、この分野の最先端の方を「ヘッド・ハンティング」してくる

ということだ、と。まあ、考えてみれば、サッカーの日本代表なんかでは、当たり前のように、外国人の監督を招聘しているわけで、なんでそれで悪いのかが分かんないんだよね...。