新型コロナの名の下に行われる「不正義」

前回も、以下の動画を紹介したわけであるが、

https://www.youtube.com/watch?v=r-3QyWfSsCQ

今回も、この児玉龍彦金子勝コンビが議論をしている。

デモクラシータイムスで「自分で考えいのちを守れ 新型コロナと闘う その先の未来へ」をアップしました。緊急事態宣言と緊急経済対策が出たのを踏まえ、児玉龍彦氏と金子勝がその問題点がどこにあるのか、しゃべります。ご覧いただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=RUrC57UZjYk&feature=youtu.be
@masaru_kaneko 2020/04/09 20:26

ちなみに、ツイッターでこの新型コロナについてさかんに発言をしている人たちも、なぜか、金子勝先生はフォローしていないんだが、なんでなんだろうね?
金子先生の特徴は、明確に、個人名を挙げて批判をしていることだ。つまり、

  • 誰が悪いのか?

を議論しない限り、「個人攻撃」をしない限り、この民主主義社会は変わるわけがない。みんな「良い人」みたいなことを言っているから、具体的な

  • トップの首のすげかえ

それによる

  • ドラスティックな政策の転換

が実現しない。今まで「失敗」した人がいつまでもポストにしがみついている限り、彼らは過去の「自らの失敗」を失敗と認めないんだから、そのまま「間違った」行動を続けてしまう。つまり、

  • 個人名

を挙げて批判をできない人は、最初から何も言っていないのと変わらないのだw
さて。上記の動画で児玉先生が言っていることは、

  • 今の国の政策は、お金のある富裕層や、リモートワークのできるホワイトカラーは、自宅に引き込もって、何年かこの騒動をやりすごせば、どうせまたお金は稼げばいいのでなんとかなるのだから、OKで、その富裕層の引き込もり生活を実現するための、食料品などの「インフラ」を維持する「ブルーカラー」は、「今まで通りに働かせる」という政策なんだから、実質、「棄民」政策だ

と言っているわけであろう。緊急事態宣言にしても、ロックダウンにしても、これって今、失敗している「ニューヨーク」や「イギリス」が行っている

そのものじゃないですか? 「ニューヨーク」「イギリス」型は、完全な

ですよ? なんでこれが「正しい」って、ネット上では今すぐ、ニューヨーク型やイギリス型のロックダウンを真似しろ、みたいなことになっているの? もしも、インフラ維持のために働かせたいのなら、病院みたいに「完全防護」にさせないといけないでしょう?
あと、

  • 永寿総合病院の感染実態の「情報の公開」がまったく行われていない。専門家会議の議事録が公開されない。

ようするに、東京も国も、ブラックボックスなのだ。まあ、今までの安倍政権がどれだけ「情報公開」に非協力的だったのかを考えれば、この異常事態にまだこんなことをやっているというのは、その安倍政権を「許してきた」日本社会がその、しっぺ返しを受けていると言わざるをえないんじゃないか。
児玉先生が選択すべきと言っている政策は、「東アジア型」と今呼ばれているもので、

  1. 東京の感染爆発拠点に、地方から膨大な医師、看護師を集めて、徹底した診療体制を作る
  2. 感染爆発拠点を中心とした人の流れから、徹底したPCR検査を行う

そもそも、PCR検査の機械は、大学や研究機関に膨大に余ってるそうじゃない。だけど、萩生田文科大臣が、それを使うなと「ストップ」をかけている、と言う。
つまり、上記の「棄民」政策の延長線上にあるわけであるw 大学の先生も、東京の医者も、みんな

  • 富裕階層と一緒になって「引き込もり」

に入っている。だれも、前線に立ちたくない。どうせ富裕層は、お金があり余っているんで、この新型コロナが猛威をふるっている間は、引き込もりをしていれば、どうせ、食料調達の「インフラ」は政府が保障しているんだから、なんとか逃げきれる。
ところが、それができないのが、この「インフラ」保持という名目のために、「引き込もり」をすることを許されない、ブルーカラーの人たちなわけでしょう。
こんな

  • 不正義

な政策が許されるんでしょうか?