PCR検査問題の本質は何か?

まあ、これについては以前にも書いたんだけれど、児玉龍彦先生によると、そもそも、専門家会議には、遺伝子工学の最先端の議論についていけている人が、1人くらいしかない、らしいんですよね。

児玉:専門家会議の議事録というもので、2月8日に厚生省でやられた会議がありまして、なぜこれが問題かというと、PCR検査の問題点をあげつらって、2005年くらいから、感染研でやってた、ランプ法というのを開発したらどうだろうか、という議論が行われています。ですから、もともとこの、PCR検査。さっき言った、BGIとロッシュに遅れをっった、と。もう基礎予算が違います。BGIのもってるシーケンサーの数と、ロッシュのもってるPCRの開発能力。これを簡単に真似することは、アメリカのCDCもできなかった。アメリカの検査の遅れも、まったく、日本と同じようで、研究者がこの中国に負けたということに対して、嫉妬をもった。ですから、世界の構造変化を分かっていないと、別に中国が正しかったということの証明というよりは、遺伝子工学情報科学をもとに、学問の体系が、がらっと変わった、と。そのときに、古いWHOで指導的なことをやっていた人たちが実は、WHOの共同調査で中国に行った人は、中国でまったく新しい驚くべきことが起こっている、という報告書を出していて、新しい流れがでてくる。そして、東アジアの基本的に進んでいるところ。台湾、シンガポール、韓国、香港は、全部このやり方で足並みをそろえている。そういう大きな流れ。それに対して、日本とかアメリカの、研究機関は嫉妬して、別のものをやろうとして、見事に失敗している。
新型コロナ重大局面 東京はニューヨークになるか 20200403 WeN

上記は、2020年4月3日の児玉先生の発言ですけど、非常によく分かるじゃないですか?
日本の、専門家会議は

  • ランプ法を「提案」しちゃっている

人たち、なわけですよ。つまり、まったく「トンチンカン」なことを一貫して行っているわけでしょう。なぜ、日本における

  • PCR検査

に対する「専門家会議」からの説明が、首尾一貫して

  • 意味不明

な、半分「恫喝」が混ざったような、反論を許さないような態度であり続けているのかは、この、専門家会議で「ランプ法」の検討が行われていた、といった

  • 事実

によって、証明されているわけでしょう。もう、彼らから、この件に対して、まっとうな返答が期待できないことは明らかなんじゃないですかね...。
(ただし、最近さかんに議論され、また、世界中で実施され始めているPCRの検査方法は、「簡易検査」ですよね。自分で、スワブをとるとか、唾液とか。)