歴史学者は「学者」なのか?

今回のトーマスロックリーの件で、人々が驚いたのは、あのトーマスロックリーを、あたかも擁護するかのように現れた、平山とお菓子だろう。前者については、弥助が侍かどうかについて限定的に言及しただけというスタンスで事実上撤退したからまだいいのだが、お菓子はそもそも、トーマスロックリーとお互いで、それぞれの本の推薦コメントみたいなのを書いていて、事実上「仲間」であり、同じ学説を主張する同士くらいな形で、擁護みたいなことをしているわけで、なんなんだこの女は、っていう違和感しかないわけだw こういうの

って言うんじゃないの? そんな世の中の簡単なカラクリも知らないのかな。
まずさ。トーマスロックリーが海外で、自分の本は日本国内の著名な歴史学者にファクトチェックをしてもらっているだとか(一瞬で「ファクトチェックされていませんでした」と訂正が入る)、これが「学術書(アカデミック)」だとかほざいていて、しかも、こいつ、一切のエビデンスのない勝手な自分の「妄想」を

  • 日本人の間で連綿と口伝として伝えられてきた。だから資料がない

とか、さんざん海外のインタビューで言ってるよな。しかも、こいつ、それを絶対に日本語でのインタビュー記事では言わないんだわw だって、一瞬でばれるからw こんな恐しい「悪魔」を擁護しているっていう時点で、頭おかしいだろ?
そしてそのために、今、世界中でトーマスロックリーの本をベースにして、トンチンカンな

  • 史実に忠実

と「自称」した、

  • プロスペクティブ・フィクション

という名の

  • 「自称」ノンフィクション

や、あまつさえ、

  • 弥助が侍だと主張する「トーマスロックリー研究」の第一人者みたいな海外の歴史学者

が次々と現れているんだそうだw

ほかにも、欧米では多くの知識人がロックリー氏の説を拡散している。
米中西部のミシガン州立大学は、毎年「世界大学ランキング」でトップ100に入る名門大学だが、その黒人研究者であるタリク・ムハメド氏は、ロックリー氏の「弥助=侍」説を史実として共有している。
また、黒人の著名人類学者であるニール・ターナー氏も、アフリカ系の人々の「民族離散(ディアスポラ)」研究の一環として、ロックリー准教授による「弥助=侍」説を拡散している。
さらに、米スミソニアン協会が発行する『スミソニアン』誌も、「日本の最初の黒人侍であった弥助とは誰か」と題した記事を掲載している。
news.yahoo.co.jp

これって、なんなんだろう? いずれにしろ、日本国内の文献では、そもそも弥助に関する記述が数行しかない。それだけじゃない。弥助という名前を出さなかったけど「黒い奴」みたいに、弥助を示唆しているんじゃないかと仮説として言われているものですら、ほとんどない。あとは、ポルトガル語の方になるけど、こっちも事情は変わらなくて、なんか具体的なことが書いてあるなと思ったものだったとしても、100年後くらいに、明らかに一次資料を元に、「分かりやすく」するために、設定をもられたような記述が少しあったりするくらい。そもそもさ。歴史学って、一つの文献で「証明」されたりするものじゃなくて、幾つかの資料が相互に同じ事象を言及するという」形で「傍証」していくものだと思っているんだけど。だから、なにも決定的なことは言えないと言っておけばいいんじゃないかと思うんだけどね。
そう。お菓子とかも、なんかと戦ってるんだよねw それって、学者がやることなんかな?

要するに欧米アカデミズム界隈の人にとって、「弥助=侍」説を支持することは、「自分は偏見や差別と闘っている」というエクスキューズとして都合のいいスタンスなわけだ。
むしろ、「黒人差別に反対している欧米社会」こそ、「弥助=侍説を否定する遅れた日本社会」よりリベラルで良い社会だ、という考えさえ透けて見える。
ただ、欧米社会以外を劣った社会と見なすのは、エドワード・W・サイードが「オリエンタリズム」と呼び痛烈に批判した、「西洋人によって東洋が研究・記述・支配される思想」にほかならない。「弥助=侍」説は、「新たなオリエンタリズム(neo-Orientalism)」の側面を持つ。
こうした欧米アカデミズム界隈のポリコレ言説を無批判に受け入れる日本の「自称リベラル」知識人は、実は日本をはじめとする欧米以外の社会に対する差別的な見方に加担しているのかもしれない。
news.yahoo.co.jp

早い話が、今回の件って、うさんくさいんだよね。今回のオリンピックの開会式の、LGBTごり押しにしても、明らかにそういった方向に世界を変えようとしている勢力がいて、そういった連中が、ポリコレ系のジャーナリストメディアを使って、世論誘導をして、今、スイートベイビーという多様性コンサルが有名だけど、あれ。なんと、スクエニにさえ食い込んでいる。そうやって考えると、スクエニが次々とサ終していったスマホゲームって、どこかしら、彼らの「ポリコレ」的観点からNGが出されたものと考えることもできるんじゃないかな。近年のスクエニの、スマホゲームのサ終って異常だと思いませんか? ゲームで課金して買ったものは、プレーヤーの「財産」じゃないですか。それを、ある日、勝手に全部、ドブに捨てるって、あれだけ射幸心をあおって、子どものお金を使わせておいて、なんなんだ、この連中って考えたときにおそらく、スイートベイビーのコンサルとかが

  • この課金アイテムのバニーガールの衣装は悪質だから、このゲームを今すぐに、廃止しろ。こんな害悪を世の中にばらまいている企業は、今のポリコレ社会に居場所はない

とか言われて、急いでドブに捨てたんだろうねw
ちなみに、そのスクエニが今回、話題のアサクリシャドウズの日本での販売元w こうやって、スイートベイビーネットワークによる

で、こういった連中の「説教本」が世界中に、ごり押しで強制されているわけね。
つまり、今。世界中のコンテンツ産業が、こういった「ポリコレ」勢力によって、完全に支配されようとしている。彼らの

  • 命令

に従わない、作品は流通から阻害されようとしている。つまり、今の日本は、そういった

  • 外圧

に攻撃されているわけね...。