福岡戦

前回、紺野にやられて負けた福岡に対して、今日のアウェイでの戦いは、1-0で新潟の勝利となった。この結果をどう考えるかだが、そもそも福岡は直近の成績がよくない。ずっと勝てていなくて、今日に至っている。そして、今日の試合、前半はほぼ5-4ブロックのような形でずっと守っていた。ずっと新潟が攻めていた。まあ、そこで点がとれなかったというのはあるが、新潟の戦い方としては、いつものスタイルだった。
ここまで前半が新潟の一方的な試合となると、当然、後半になって福岡の戦術が変わってくることが予想できた。福岡は、前半の3バックから、後半になって4バックに変えてきた。それと同時に前線からのプレスを積極的に行った。
しかしそれが結果としては、新潟の唯一の得点につながった。前から積極的にハイプレスで行く福岡をはがして、その背後を、マイケルジェームスから谷口への一本のロングパスで、そのまま得点にした。
その後は、福岡はポイントゲッターのザヘディを投入してきて、「放り込み」を繰り返したが、お互いに点が動くことなく、そのまま試合終了となった。
新潟の特筆すべき変化は新加入の橋本だろう。彼は、新潟のラストピース、最後のワンピースだったと言っていいんじゃないか。やっと新潟の全体のバランスが最適化された。あと、前の試合に続いて、ダニーロゴメスが調子よかった。彼の積極的なシュートは点にはならなかったが、シュートで終わっているということは、カウンターを受けていないわけで、今の新潟の前への推進力となっている。
とにかく、次はホームでの町田戦だ。今の新潟の実力をはかるには、最高のバロメーターだろう。やっと順位も一桁が見えてきた。このまま一気にかけあがりたい...。

追記∶
書き忘れてたが、新潟は相手の前線の、紺野などのスピードスター対策として、常に二人で一人を見ていた。つまり、逆説的だが、ここ二試合の無得点は守備の整備と同時に、状況によって、守備的に戦う時間帯も厭わないことが、結果として無得点を結果しているのだろう...。