2007-12-24から1日間の記事一覧

柄谷行人「国家は死滅するか」

これは、けっこう、昔、湾岸戦争から少したった頃の柄谷行人さんの短かい論文である。 自由主義、国家の廃止、こういった問題について整理している。ノージックの本とかありましたが、つまり、最近の、リバタリアニズムに近い問題関心ですね。 ただし、ここ…

柄谷行人『探究2』

この、「探究」という一連の論文は、いろいろな大変、示唆に富んだ指摘がある。以下は、「シャーマニズム」について書いた所である。 彼(農夫)は共同体の内部に属する者であり、また何とか操作しうる自然を相手とする者である。彼は、自然に対して無力であ…

小島毅『東アジアの儒教と礼』

これも今読み終わった。こちらは、「礼」を中心とした歴史、儒教、朱子学、のおさらいのところがある。前半で、おもしろかったのは、前漢末の宮廷の図書整理、目録作成についてだ。 前漢末についてもう一つ見のがせないのは、宮廷に収蔵された図書が整理され…

小島毅『義経の東アジア』

今読み終わったところ。こんなにおもしろいと思っていなかった。細かい解説は後で書こうと思うが。義経の東アジア (智慧の海叢書)作者: 小島毅出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2005/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る