柴田明夫『資源インフレ』

ここのところ、ものすごい勢いで、資源や農産物の価格が上昇している。とうもろこしなどの農産物は、倍近いのではないか。やはり、中国などの国々の急速な勢いで、産業を発展させているということなのだろう。また、そのこともあって、ロシアなどの、資源国が、急速に、世界的プレゼンスを強めている。石油は、あと何十年で枯渇するといい、希少資源の、世界的な取り合いとなる。
あいかわらず、イラクなどアジアの、テロは、いっこうに収まる気配がない。自爆テロのニュースを聞かない日の方がめずらしい。
思ったのは、こういった、マルクスの言う「原始的蓄積」の、こういった変化が、さまざまに、人間の生活を変えるでしょう。日本にしても、今は、民主の国となっていますが、さまざまな情勢の変化によっては、なにが起きるかわからない。平和など、もろいものであり、簡単に続くものではない。

マル激トーク・オン・ディマンド第349回(2007年12月08日)
カネさえ出せば資源が買える時代は終わった?!
ゲスト:柴田明夫氏(丸紅経済研究所所長)
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資源インフレ―日本を襲う経済リスクの正体

資源インフレ―日本を襲う経済リスクの正体