この本こそ、戦中、戦後の国体論、皇国史観の、決定版だと思う。
この本の特徴として、右翼の主張は、必ずしも、まったく、同じではなかった、それなりに、主張の違いがあったということを、強調していることでしょう。三井甲之の日本原理社の神話主義、平泉澄の「真の日本人」、大川周明のアジア主義。
他方で、戦後、まともに、生き残ったのは、平泉澄。それは、彼の弟子たちが、さまざまな分野で、その後も、活動したという意味ですね。
- 作者: 昆野伸幸
- 出版社/メーカー: ぺりかん社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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