結婚式

この前、結婚式に参列することがあった。最近では、めずらしいのだろうか、そうでもないのだろうか。神道式であった。
最初に、清めの祝詞のようなものを、神主がとなえる。最初、イザナギのみことから語り始め、この国の成り立ちを話した後、最後に、出席者の、けがれ、罪を、はらい、きよめることを祈る。
その後は、結婚する二人のために作られた、祝詞、をとなえていた。二人が、どういったところに生まれたのか。どんな山の近く、どんな川の近く、に生まれ、ここに、ちぎりを結ぶことになったのか。この、独自の祝詞というのは、興味深かった。こうやって、日本中に、祝詞が、生まれているんですね。
式の中盤、その神社の、巫女による、踊り、というのもあった。鈴を使った、おしとやかなものであったが、なにか、ヒミコの時代から続くものを思わせて、興味深かった。
やはり、結婚式というのをやるんだな、というのが、正直な感想であった。女性の側は、お色直しとかあって、こういうイベントが好きそうであったが、そういうことではない。イエ制度、なんですね。イエは、もちろん、制度としては、今はなくなっているが、イエというストラクチャーは、それによっても、びくともしていない、ということなのだろうか。