ホリデイ

ほんと、こんだけ、長い間、生きてきて、結局、人生って、なに? って思ってしまうもんだ。しかし、ほんとに思うもんだ、なんで俺生きてんだろ?
そんな自嘲ぎみの自分には、すこし前に、流行歌、になった、椎名林檎、の、「本能」、ですね。
また、いつか、看護婦姿、になってもらって、自分のこの、つまんない「ガラスの殻」(つまり、本能)、を彼女のパンチで、こなごな、にしてもらいましょうか。

全部どうでもいいと云っていたい様な月の日
椎名林檎「本能」)

数学やロジックを、かじったことのある人には、この「全部」とか「存在」という言葉には、特殊な感情をもっているものである。普通、「全部」、という言葉は使われない。正確に言うと、「どこの中に対して」全部、なんだと使われる(それが、数学で言うところの、全体集合や、部分集合、というやつだ)。しかし、ロジックにおいて、この、ナマでの「全部」「存在」の使用を禁止しているわけではない(つまり、その扱いにこそ、その、デリケートな、おもしろさ、があると言ってもいい)。
彼女は、あれは、どーでもいー、これは、どーでもいー、と言った、のでは「ない」のである。
「全部」そうだ
と言ったわけである。そこに、どこか、ゾクッ、とさせるものがあるわけだ。
さて。でも、もっと、「いい」曲が、こっちにありますよー。
それが、「ホリデイ」。
どういう意味なんでしょうねー(自分で言ってて、なさけなりますねー)。

失敗しない後悔しない人生がいいな
少し考えてみただけさ有り得ないって解ってる
(BUMP OF CHECKEN「ホリデイ」)

結局、どうなんだろー。
休日、を、ずっと寝て過すか、そーじゃなく、ちょっとでも、なんかやろうとするか。それだけなんじゃないですかねー。
人生の意味、なんて。

巧くいかない日々が繋がって
いっそ止めたくなってそれも出来ない
そんなモンだって割り切れた訳でもない
(BUMP OF CHECKEN「ホリデイ」)

巧くいかない日々が繋がって
いっそ止めてみたらなおさら酷い
こんな僕だって朝を繋いでいる
(BUMP OF CHECKEN「ホリデイ」)

朝を「繋ぐ」。
そうなんですね。
つなぐんです。
(なんか、文化人類学的ですね。たしかに、人が毎朝起きて、仕事に行くまでにやってることって、どこか、「儀礼」的ですよね)。
さて。
今度こそ、起きますか。