東浩紀先生は今日も平常運転

森友問題で東浩紀先生が大活躍ということで、ブロゴスの記事を読んだわけだが、どうも東先生が言いたいことは違法かどうかにしか自分は興味ないし、それ以外のことを語っている奴等は馬鹿で頭が悪い、ということらしい。
それに対して、茂木さんが示唆していることは、まあ、この森友問題の本質だよねえ。

茂木:
僕が一番気持ち悪いと思っているのが、忖度(そんたく)っていうことで日本の社会が動いているっていうこと。だから今回はおそらくあずまんが言うように、何の違法性もない形で決着する可能性があるじゃないですか。わかりやすく例えれば、政治家がお金もらって、攻め寄っていたり。
http://blogos.com/article/215555/

茂木:
日本の統治機構って結局なんかその明確なルールとか理念がなくて、みんながいろいろ忖度して勝手に動いているっていう印象があるんですよ。その実態が今回明らかになっただけであって、特に森友学園が特別な事例というよりは、普段からそういうことをやっているわけでしょ。そこの気持ち悪さ。それを優秀な人たちが官僚で、その官僚の中で、組織の中であがっていく人たちは、そういうことを優秀にできることの方が僕は気持ち悪い。
http://blogos.com/article/215555/

まあ、普通に組織論だよなあ。安倍さんも「口利き」は問題だと思ったから、それに自分や妻が関わっていたときは総理を辞め、議員を辞職すると言っていた。それについての実質的な証拠がでてきているのに、ようするに

  • 口利きは口利きではないのだから、問題ない

と言っているのと変わらない説明しかできない。なるほど。口利きが問題だと言っておきながら、

  • 口利きを「問題ではなく」行う方法

がある、と安倍総理は言っているのと変わらない。つまり、最初から真面目に口利きが問題であるということについて取り組んでいないのだ。
それは東浩紀先生も同じで、もしも安倍首相や奥さんが、なんらかの「犯罪」を行っていたとしても、その「証拠」がなければ罪は問えないということが

  • 問題

なら、籠池氏はさまざまなメールなどの「証拠」をマスコミに公開することになるであろう。いやそれでは収まらないであろう。あらゆる、安倍首相と奥さんが行った「口利き」の相手側から、次々と「状況証拠」が公開されていくであろう。
なぜ

  • ルール

を決めないのか? どう考えても「おかしい」口利きが疑われる状況証拠が次々とあらわれながら、

  • すべて周り(=官僚)が「勝手」にやったことです

というのは、ヤクザの親分が子分に罪をなすりつける常套手段なわけで、そんな

  • 責任

のとりかたで世間が納得するわけがない(というか、もしもそれでいいんなら、人類は過去からまったく進歩していないし、進歩する気がない、というのと変わらないわけであろう)。このことは、なぜ韓国で弾劾裁判で大統領が罷免されたのかを考えてみてもいい。過去の韓国の大統領は、国民がデモを始めると

をしいた。つまり、軍事独裁に移行した。おそらく、安倍総理も近日中にそれを検討するであろう。まさに、非常事態法を憲法に書き込もうとした経緯と同じことを意味している。おそらく、これ以上に安倍首相が追い込まれたとき、一つの手段として、自衛隊と一緒になり、

  • 軍事クーデター

を考えるかもしれない。そうすれば、こういった「疑惑」も握りつぶせるであろう。早い話が、共謀罪や秘密保護法で国民を牢屋にぶちこめばいい。軍事クーデターとなれば、内戦である。多くの国民が自衛隊によって殺されることになる。そして、それを命令するのが、「口利き」を国民に疑われて、隠しきれなくなり自暴自棄になり、そんならいっそのこと国民を殺せばいいと考えた、過去の韓国の大統領、そして、「口利き」の問題を問題として防止するルールを決めようとしない、安倍首相の末路なのだ...。