アベノミクスはバブルなのか?

バブルは必ず「崩壊」する。それは、なんらかの「ひずみ」によって生まれるわけだが、それが、どのような筋道で起きるのかは、本質的に理解しづらい。それは、「設計」という考えの限界を示唆しているとも言えるが、多くの有識者がそもそも、なんらかの「利害当事者」でもあるという状況が、見て見ぬふりを無意識に起こなっているとも考えられる。
例えば、現在の新卒の就職率の改善は、非常に重要な傾向ではあるが、そもそも、どこの会社でも、ある一定の時期の採用数が極端に少なく、つまりは、就職氷河期の人たちをほとんど新卒で採用していないため、まるで会社に穴でも空いているかのような状況を示しているため、その「反動」で採用を強迫されている、とも読める。団塊世代が大量に退職している現在、基本的な人数合わせといったようにも受けとれる。というか、そもそも失われた10年を境にして、非正規雇用の大幅な規制緩和が行われ、日本の労働環境は極端に悪化した。大学を卒業して、かなりの割合で非正規雇用になっていた状況は、それほど大きく変わっておらず、基本的には非正規トレンドは続いているわけで、そうなると、基本的な生涯の収入に大きな影響がでてしまう。
二日前の報道ステーションで特集をしていたが、今、自己破産が増えている、という。それは、銀行のカードローンを使った結果、起きている、ということで、どうも「うさんくさい」臭いがする。確かに、消費者金融による、あまりに異常な高利貸しは法律の厳格な運用で起きて今はそうそうないのだろうが、アベノミクスによる、マイナス金利などの政策によって、地方の銀行が「うまみ」のあるビジネスが見つけにくくなっている。じゃあ、何によってそういった地方銀行の不満が糊塗されているのかと考えると、そういった「高利貸し」ビジネスなのではないか、というのが見えてくる。
銀行は、カードローンを使って、安易に、非正規社員で、あまりお金の収入が低い人が、引越しなどの関係で、まとまったお金を求めているときに、巨額のお金を貸し与える。しかも、本人が「そんなには必要ではない」と言っているのに、本人が必要としているお金のさらに大きなお金を無理矢理貸し与える。
この契約を結んでしまえば、こっちのものである。10%を超える、巨額の利子をつけ、最終的に自己破産にまで追い込む。
恐しい。
銀行は、こういった「業務」を、

  • 代行業者

に「委託」をするんだそうである。それは、代行業者というより、闇金業者だろうw つまり、「銀行」という社会的に信用のあるレッテルを使って、実質的な闇金の追い込みをかける。これが「アベノミクス」の実態であるw アベノミクスのマイナス金利などの政策は結果として、地方銀行を経営の危機に落とすわけだが、たんにそれだけであれば、地方銀行からの抵抗にあうわけで、長くは続かない。よって、なんらかの

  • 餌(えさ)

を彼らに与えなければ、その不満が収まらない。まあ、あまりにリーマン・ショックのときの、サブプライムローンの話に似ていないか。鬼畜たちが踊り狂う資本主義...。