自民党の勝利で「いい」と思っている人たち

今日のニュースで、小池百合子が地方に遊説に行っている、地方で演説を行う、といったことをやっていたが、小池百合子衆議院選挙に立候補しないことが、こうして正式に決まった時点で、急速に、希望の党への国民の関心が失われている。
おそらく、前原さんは、小池百合子が立候補するかどうかの重要性をよく理解していたのではないか。しかし、小池は立候補しないという決断を行った。ある意味、これによって、彼女の政治生命は終わったのではないか、といった考えもできる。
言うまでもなく、彼女は「東京」都知事である。その彼女が、地方に遊説に行って、どうして地方の人たちは、彼女が

  • 都会

の利益代表として行動しているのではなく、地方の意見を聞いてくれる、と思えるだろうか? つい最近も、三都会議がどうとかやっていたが、ようするに彼女は「都会代表」ではないか。その

  • 身分

を捨てることもできない奴が、偉そうに地方に「意見」をするんじゃねえよ。

「中東人の発言というのは、すべて "ポジショントーク" なんです。小池さんはそれを日本に持ち込んだ人。言ってしまえば、小池さんは中東人なんですよ。本来 "ポジショントーク" というのは経済用語らしいですが、この場合は自分に有利な話ばかりをするという意味です。そこは彼の地ゆえの争いの多さ、一言でも失言すれば死んでしまう状況が育んだ気質です。たとえば、"イスラーム国について現地の声を聞きたい" とテレビ局の人間が来れば、現地の人はイスラーム国の悪口をいう。その場ではインタビューの意図を察し、話すわけです。でもこれはマスコミを前にしたときのポジショントークであって、本音ではない。そもそも彼らに本音なんてないんです。日本人の感覚からすれば理解しがたいかもしれませんが......」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171012-00531439-shincho-pol

まあ、そうだよね。彼女が一度でも、「真面目」に人と話したことがあるんだろうか? いつも、「適当」に周りと話を合わせているだけなんじゃないのか。
民進党の前原が、今回の衆議院選挙で、民進党衆議院希望の党への「合併」を決めたことは、いろいろな反応を呼んでいるようであるが、彼は一貫して、野党連合について、衆議院には「なじまない」と言い、日本共産党との選挙協力に消極的であった。そういった態度が一貫していながら、前原を民進党の党首に選んだことは、普通に考えるなら、今回のこの事態はある程度、予想できたのではないか、という感想をもたざるをえない。
そもそも前原は、一度は、日本会議のホームページに会員として名前が載った実績があるわけであり、今回の希望の党の結党メンバーのほとんどが日本会議だったことからも、彼が日本会議の「意向」をくんで行動していると考えることは自然なのではないか。
前原の言っている「非自民・非共産」は、彼が自らが「野党」として、与党に対抗して、この選挙に「勝つ」つもりがない、ことをよく示している。まず「非共産」である限り、野党の票が分散して、小選挙区では与党が有利になり、多くの選挙区で落選するであろう。つまり、前原は

  • 野党の勝利

を目標にしていないのだ! では、非自民の方はどうであろう? そもそも、小池は自民党員である。というか、前回の都議会議員選挙で、都民ファースト自民党に大勝したため、体裁が悪いからと、離党しただけで、それまでずっと自民党に「属して」きたわけで、彼女の姿勢は一貫している。あくまで、自民党内の「党派争い」を、党外でも継続しているに過ぎず、むしろ、彼女の方針は自民党以上に「自民党」的に右に寄っている。
明らかに、小池は自民党の「鉄砲玉」だ。自らの、ポピュリズム的な人気を利用して、党内で一定の存在感を確立して、より自民党の右寄りの「改革」を進めようと突っ込んできた政治姿勢は一貫しているわけで、ここに前原が「吸収」を主張したことは、

の対決にもちこもうとしたということであって、ようするに前原はまったく、自民党に選挙で勝とうという動機がなかったことを意味している。
前原にしても小池にしても、一つだけはっきりしていることは、彼らは「自民党」でなにも悪いと思っていない。たんに彼らは、最初は自民党に所属していたが、そこに「居場所」がなくなったから、かりそめに、自民党の外に出て野党生活を始めただけで、ずっと

なのだ。自分たちは周りに「ハブにされた」ために、そこに居場所がなくなっただけで、なにかの機会があれば、自分をハブにした連中を追い出して、自分たちが自民党

  • 中心

に戻ることを、まさに「生き甲斐」として、毎日を生きている連中だということになる。
そう考えれば、彼らはそもそも、自民党に「勝ちたい」など思っていないのだ。自民党でいいのだ。なにも、自民党がやっていることでダメなことがあると思っていない。むしろ、自分だったらもっと自民党がやろうと思っていることを

  • うまく

やることができる、と思っている。
よく考えてみよう。
もしも自民党に勝ちたかったら、小選挙区制度を採用している限り、野党が分裂していれば勝てない。つまり、どうなったって、

をやらざるをえないのだ! しかし、彼らはそれにまったく「やる気」をみせない。というか、彼らは共産党に関わること自体を忌避している。まさに「反共思想」の持ち主なのだ!
今回の選挙がどういった結果になるにしても、そもそも「自民党でいいと思っている」連中が、野党の中心的な場所に関わっている限り、こういった「混乱」はこれからも繰り返される。
さて。いつもの、われらが東浩紀先生が、「炎上」案件を提供してくれているようだがw、ようするに、なにが言いたいのかさっぱり分からない「キャンペーン」なるものをやっている、というわけであるが、私によく分からないのは、ページのタイトルで、

「積極的棄権」の声を集め
キャンペーン · 衆院国会議員: 2017年秋の総選挙は民主主義を破壊している。「積極的棄権」の声を集め、民主主義を問い直したい。 · Change.org

と言っておきながら、

そこで、このプロジェクトでは、「今回の選挙はどこも投票先がない」「できれば棄権したい」という人々の声を集め
キャンペーン · 衆院国会議員: 2017年秋の総選挙は民主主義を破壊している。「積極的棄権」の声を集め、民主主義を問い直したい。 · Change.org

と書いてあるわけで、ようするに、これは

  • 棄権をすることに「コミットメント」をしている人

に、キャンペーンへのVOTEをしてもらっているんじゃない、というわけであろう。
じゃあ、何を「測って」いるのだろう? このキャンペーンにVOTEしたという人たちが次々と、ツイッター上で、

  • でも自分は選挙で投票しますけどね

と言っているんだけれど、これで何を測ったことになるの? 一体、どういう「人数」を計測しようとしているの? どういう「コミットメント」をしている人に、このVOTEを行う「資格」があると、われらが東浩紀先生は考えているのでしょうか?
そこがはっきりしない限り、この「計算」はなんの意味もない、ただ、目の前にボタンがあったから押しただけの、ふわふわしたVOTEでしかないんじゃないですかね。
そもそもさ。
東先生は、つい最近

でいい、と言っているじゃん。

昨日ニコ生で言ったことをあらためて書くと、ぼくは現状ではもはや安倍政権が続いたほうがいいと思っています。野党は消滅したし、自民党内のポスト安倍は期待できない。麻生になって緊縮財政復活とか困る。メディアは無責任に安倍退陣を煽っているけど、それ彼らが騒ぎたいだけですよ。
@hazuma 2017/08/04 17:48:37

なおぼくは、いまや昨年の都知事選では自民党に入れておけばよかったと思っています。つまり、ぼくも、反安倍ならだれでもいいやと小池氏を受け皿に考えたひとり。
@hazuma 2017/08/27 08:41:36

なら、おとなしく、自民党に投票します、または、投票に行かなかったとしたも、それは低投票率になれば、与党の組織票で自民党が勝利すると予想できるからです、って、キャンペーンの文章に書けばいいんだよ。なにを、意味不明なことを書いているんだ。他人をあざむくなよ。嘘をつくなよ...。