企業キャンペーンを疑う

去年の年末は、PayPayの話題でもちきりであった。しかし、この「祭り」も、12月の何日も経たないうちに終了となったわけだが、翌月の、いよいよポイントの賦与という段階になって、ある奇妙な現象が見られた。

paypayの付与が来ないと思ったら全部取り消しになってる!!両親も全部取消!どういうこと?思い当たるのはクレカの複数登録だけ。でもお父さんのカードを家族が登録しても不正なの????全額当たったのもあるのに(´;ω;`)

  • メロンぱん (@melonapx) 2019年1月10日

iPadも買ったし家の洗濯機とか掃除機とか…。全部付与取消なんて、まるで詐欺じゃない・゜・(ノД`)・゜・

  • メロンぱん (@melonapx) 2019年1月10日

家族のクレカを登録してしまったことがダメなのは理解しました。こちらが悪いことは認めます。でもそれなら登録できないようにシステムでしてくれればいいだけだし、自由に使わせておいて1ヶ月も経ってから不正とかで付与取消されるのはおかしいと思う。

  • メロンぱん (@melonapx) 2019年1月10日

【緊急速報】PayPay残高付与取り消し祭り、始まる・・・(※画像あり) | 仮想通貨まとめ速報 | ビットコイン・アルトコインニュース

私がこの問題に、「おや?」と思ったのは、ソフトバンクは、本当に「100億円」を払うつもりがあったのか、が疑わしくなったからである。
当たり前だが、上記の人も言っているように、ユーザー登録の段階で、クレジットカード番号の重複チェックは可能だ。ということは、どういうことだろう?

  • わざと、エラーにしなかった

という疑いが拭えないわけであろう。おそらくは、かなりの割合で、家族でのクレカ使い回しが発生することを、ソフトバンクは事前に読んでいたであろう。そして、それらを今回のように、一切の「支払いなし」にしてしまえば、最初の100億円なんて、全然少ない金額で、この

  • キャンペーン

を行うことができる、ということを理解していはたずで、多くの国民は、まんまとソフトバンクに「使われた」わけだw
さて。
今度は、ZOZOの前澤社長の100人に100万円のお年玉を考えてみたい。
まず、このキャンペーンの告知を行ったツイートが以下だ。

ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉

  • Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月5日

ZOZO前澤友作社長お年玉企画の当選者の決め方や受け渡し方法は? | 情報チャンネル

こうやって見ると、この段階では、この段階では、当選者の選出方法については、まだ、何も言っていいない、ということが特徴として分かるであろう。
さて。次が、キャンペーン終了直後の、ツイート内容だ。

たった今お年玉キャンペーン終了しました。多くのご応募ありがとうございました。この後抽選作業e入り、明日の朝9時頃から当選者へ順次DMにて僕よりご連絡させていただきます。楽しみにお待ちください。 #月に行くならお年玉

  • Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月7日

ZOZO前澤友作社長お年玉企画の当選者の決め方や受け渡し方法は? | 情報チャンネル

この段階で、明確に「抽選」だ、と言っている、つまりこれは、「籤引き」で選びますよ、っと本人は告白しているわけである。
ところが、である。

もうお分かりだと思いますが・・・なんと抽選ではなく、ちゃんとリプの内容を読んで選んでいるようです!!
リツイートだけしてリプはしなかった方がほとんどだと思うんですが・・・夢や使い道をしっかり伝えている方が当選している模様・・・。(僕リプしてない・・・泣)
リプの数は40万以上だったのに・・・それをしっかり読んで選ぶなんて大変だったでしょう!
ZOZO前澤友作社長お年玉企画の当選者の決め方や受け渡し方法は? | 情報チャンネル

今のところ分かっている「当選者」は、まず、ほとんど、「RT」ではなく、「リプ」だった、というわけである。しかも、そのリプの内容に対応して、前澤社長が、文面の中で、「コメント」をしていた、というわけであるから、ようするに、

  • 前澤社長の「好き」なリプに100万をあげた

というだけに過ぎない馬鹿騒ぎだった、ということが判明してしまったわけである。
この事態について、何が問題なのだろう?
まず、「抽選」でなかった、ということにおいて、前澤社長が「虚偽」のキャンペーンを行った、ということが分かってくる。つまり、このキャンペーンの参加者を

  • だました

という意味において、非常に大きな「犯罪」である、と理解できるであろう。
もう一つが、そもそも、本当に

  • 1億円は、100人に配られたのか?

が、途端に疑わしくなってしまった、わけである。
よく考えてみてほしい。1億円も無駄にしたくない、と考えたなら、「関係者」に払った、ということにしておいて、実際は払っていない、ということを行ったとしても、当事者以外は、だれも分からないのだから、まさに今回のキャンペーンが「不当表示」に当たるかもしれない、という蓋然性はぬぐえないわけであろう。
そして、最も根本的な問題があって、それは、前澤社長が「リプ」の内容によって選んだ、ということは、その「リプ」が

  • 企業の宣伝になる

という会社的な判断が行われた、ということになるわけであって、そもそも、最初から、このキャンペーンは、一種の

  • 広告

なんじゃないのか、という疑いがぬぐえないわけである...(しかし、この「広告」にまんまと乗せられて、必死にZOZOの宣伝をしていたツイッターの人たちは、最終的な当選確率を分かって、馬鹿騒ぎをしているんですかねw 数学を知らない文系は、はかりしれないわ)。