ウクライナ・オン・ファイヤー

ウクライナのゼレンスキー大統領の、日本の国会での演説が迫っている。世界中に生放送されるそうだが、日本人に、徴兵制を迫り、ウクライナに日本軍を送ってくれ、ロシアと一緒に戦ってくれ、と憲法改正と、WW3への日本の「味方」としての参加を迫ってくるだろう。今まで以上に、軍事力を増やし、殺傷能力のある武器を生産し、ロシアの侵略に共に戦おう、と。
まあ、そこまで煽るものでない可能性もあるが、こう言いたくなるのは、掲題にある、オリバー・ストーン監督による、2016年の制作の映画を見たからだ。
というか、日本語字幕版が、以下で見れる。

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少し冷静になって、こちらを見てほしい。ウクライナの歴史はそんなに簡単じゃないのだ。まず、WW2でのナチスに加担して、ソ連と戦った歴史から始まる(当然、ウクライナのなちすも、大量のユダヤ人虐殺を行った)。しかも、ナチス側の政治指導者は、政治犯罪者として当然裁かれたが、ウクライナナチスは、当時、あまり知られていなかったこともあり、ほとんど無傷のまま、戦後も生き延びた。
こういった事情は、どこか日本と似ている。日本も、戦後、戦中の犯罪者が

で、次々と戦後復帰していった。明らかな戦争犯罪者が、アメリカ政府に「協力」する、という理由だけで、全ての罪が免罪された。そして、そういったかなりの割合が、実際に、CIAの「スパイ」として、日本の政財界を牛耳ってきた。その中には、安倍晋三のおじいちゃんの岸宣介元総理大臣も入る。
ウクライナの右翼におけるナチ化は、そんな生優しいものじゃない。彼らの「おじいちゃん」世代が、ナチに協力することによって、「英雄」として扱われた歴史があるわけで、その総括がされずに、戦後の今まで来たわけで、そういった意味で、現在のウクライナのネオナチと、日本会議の現在の日本における、歴史修正主義者と、その目的において重なる部分があるわけだ。
そして、2014年のマイダン革命だが、映画を見てもらえばより分かりやすいように、さまざまにアメリカの政府高官や、アメリカ側のさまざまな「お金」が流れている

  • NGOなどの民間組

が、ほぼ、この騒乱を「先導」していたことが分かりやすく描かれている。どう考えても、こんなものが「民主主義」のわけがない...。