今回のウクライナ戦争は、まあ、現状としてこんなことになっているわけだけど、だれもが思っていることは、
が、あまりにも「よく分からない」行動をしていることだろう。
それについては、以下の動画がよく分かるように解説してくれている。
ウクライナは、この戦争が始まる直前も始まった後も、ＮＡＴＯへの加盟を申請していた。つまり、ＮＡＴＯは「今ここ」で、自らへ、加盟したいと言っている相手に対して、とりあえずでも、
- すでに加盟しているのと同じくらいの手厚い保護
をしなければ、それって、「これから加わることになるかもしれない」相手に対して、あまりにも冷酷な態度をとっている、ということにならないだろうか？
そう考えると、ＮＡＴＯは、基本的には
んじゃないか？ そうであれば、バイデンが何度も言っているように、ロシアがウクライナに攻めこんだ時点で、ＮＡＴＯは徹底的に排除し、戦わなければ筋が通らないわけであろう。
そこで、今、ＮＡＴＯが何を言っているかというと、「もしもロシアが生物化学兵器を使ったら、本気出す」だってｗ
あのさ。
この言っていることの意味の分からなさって、わかります？ 今ですら、毎日、大量にウクライナ人が死んでますよね。それに対して、もしもロシアの使った生物化学兵器が、ほとんど殺傷能力がなくて、数人しか死なないものだったら（特定の要人を狙うようなものだった関係などの理由で）、それを「理由」に全面戦争をしかけるって、おかしくないですか？
ようするに、今のＮＡＴＯって、完全に、アイデンティティを失っているんだよね。もともとは、ソ連の軍事同盟に対抗するものだった。それが、ソ連が崩壊して、いったい、なんのためにあるのかが分からなくなった。
今回、ＷＷ３とか言っているけど、ポーランドのようなロシアの隣国で、緊張感が強いところは、今すぐなんとかしなければならないという必死さがあるわけだけど、ロシアから離れれば離れるほど、よけいなことを言って、ピンポイントでロシアが自分のところだけ攻撃してきたら嫌だな、っていう「嫌戦争」の感情があるわけでしょ。
いざとなって、戦わないなら、それ、軍事同盟じゃないよね。解散したら？ そりゃあ、ロシアを刺激しなければ、ターゲットにはならないかもしれないけど、ポーランドのようなロシアの隣国は、それじゃあすまないことは明らかでしょ。呉越同舟じゃないの？ 一方がやられたら、自分たちも自らを捧げて「守る」から、軍事同盟だったんじゃないの？
だから、ＮＡＴＯって、もともと
- こういうときのため
にあったんでしょ？ だとするなら、なんで今、こんなに「迷走」しているの？ バタバタしているの？ やっぱり、その「理念」に嘘が、欺瞞があったってことなんじゃないんですかね...。
