新潟のサッカー

今年のJ1は、以下の動画にもあるように、

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ハイプレスのチームが上位に来ている。その理由として、

  • ポゼッションに対する対策がリーグ全体に浸透したため
  • 交代枠が5人になったことで、ハイプレス選手が疲れたら、どんどん 交代できるようになった

ということらしい。
しかし、それが未来永劫ずっと続くかは疑わしい。なぜなら、常に、対策に対する対策が「流行」として見出されるものだから、だ。
まあ、単純に夏場になれば、ハイプレスの限界もあるだろうが。
そういった中で、新潟は去年、J2で優勝して、今年J1に上がってきた中で、順位は今のところ、中盤あたりだが、

  • 川崎、横浜Fマリノスなど、去年の優勝争いをしたチームに勝っている

ということで、少し特徴のある戦いをしている。
まあ、見ると一目瞭然なのだが、とにかく「攻撃的」な、パスサッカーをやっていて、去年の優勝争いをやっていたチームに、真っ向勝負で勝ってしまっているわけで

  • 見て「おもしろい」

サッカーをしていることは間違いないのだろう。
特に前試合の横浜Fマリノスという、去年の優勝チームとの勝利は、勝ったといいながら、前半は、一点負けで、後半に逆転しているわけで、なんとも、ハラハラする試合をずっと続けている。特に、後半は、新潟がずっと攻めていた。ずっとパスがつながっていて、なんとも、スペクタクルな、見てて楽しい試合をしている。
この横浜Fマリノスの試合を見ていると、明らかに、FWの鈴木が効いている印象がある。浦和の興梠のように、下に降りてきてポストプレーをどんどんやって、これが、かなり効いていた印象がある。
こうやって見てくると、今期の新潟はどういった戦いを目指すべきなのだろうか? おそらく、今後も今のJ1の流行の、ハイプレスのチームに苦戦する。また、鈴木をずっと使い続けるというのも難しいだろう。鈴木と同じ品質のプレーができるFWが増えてくるといいが、急には難しいだろう。
だとすれば、残留ということでは、どうやってハイプレスのチームから、勝ち点を拾うかということになるが、まあ、思うに、あまり勝ち負けばかり考えない方がいいのかもしれない。明らかに、

  • おもしろい

サッカーをやっているんだから、その品質を上げることを磨くことで、勝率を上げていくことの両立を目指す、と。なぜなら、それを棄てて、どこのチームでもやっているような「おもしろくない」サッカーをやっていても、つまらない話だし、そんなことなら

  • 自分たちのプレーで、Jリーグの「ルール」そのものを、自分たちのような「おもしろい」サッカーをやっているチームが「有利」になるようなルール改正を促していく

というのを目指す、でいいんじゃないか。なぜなら、断然、こっちの方が「おもしろい」のだから、いずれは、Jリーグのサッカー関係者であれ、観客であれ、こういうサッカーをやることを「促す」ルール改正を支持するようになっていくはずだから...。