科学の発展と「ランサムウェア」

それにしても、以下の事件が「まったくニュースにならない」のは、どうしたことなのだろう?

国内の社会保険労務士の多くが利用している業務支援システム「社労夢(シャローム)」に対し、ラン[管理]科学の発展と「ランサムウェア」ウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃があった。なにより気になるのは、このシステムが800万人超分のマイナンバーを含む個人情報を扱っていたこと。もし外部に流出していれば、影響は計り知れない。
www.tokyo-np.co.jp

社労士といえば、中小企業ならどこも関係している。そういった人たちが、もはや常識として使用する

  • (仕事で使う)ソフトウェア

の、クラウドが「ランサムウェア」の攻撃を受けて、かなりの期間、それらのソフトウェアが使えなくなっている、というのだ。
(まあ、この件について、上記の東京新聞の記事を元に、元朝日新聞の記者で、ジャーナリストの佐藤さんが、一月万冊で言及している。)

m.youtube.com

今の情況はかなり厳しいようだ。そもそも、ランサムウェアの被害は、あまり公(おおやけ)になりにくい。なぜなら、被害を受けた側がそれを「恥」と考えて公表することをためらうからだ。
まず、かなりの割合で、「お金を払っている」というのが疑われている。そういう話は、独立自営のお医者さんのようなケースでよく聞く。そして、お金を払った場合、かなりの割合で、「普通に使える」ように戻っている。
しかし、そもそも「犯罪」なのだから、お金を払うことをよしとしない場合もあるだろう(おそらく、今回のケースも、ここまで公表してしまって、後にひけなくなっている)。しかし、その「パスワード」を独自で解明する努力は、理論的に不可能だ。よって、対応策は、

  • バックアップ

による復旧になるが、普通に考えて、それが成功するケースは、かなり準備をしているケースであり、たとえそうしていたとしても、難しい場合もあるだろう。
大事なポイントは、この「ランサムウェア」の「被害」は世界中で大問題になっていることを知っていながら、

  • マイナカード

のような、絶対にやってはいけないことを国家が「推進」していることだろう。
そして、今起きている現象をよく考えた方がいい。なぜ、ランサムウェアの被害がマスコミで報道されないのか? それは、これによって、

  • マイナカードが「危険」

という認識が国民に広がったら、政府による、国民を騙してマイナカードを作らせようとする「企み」が頓挫してしまうからだw
そのため、「一切の真実」は闇に隠される。このことは、今のウクライナ報道が完全な大本営となっていること同値なのだ。汚職大国世界一位のウクライナの「汚職」は一切、報道されない。その代わりに、

の大合唱だ。もちろんその、私たち日本人が「寄付」した「お金」は、ロシアと戦うための「武器」に使われる(まあ、その大半が、途中でウクライナ人によって「ピンハネ」されているだろうが)。
それにしても、皮肉な話だ。
経済分野のリフレ派は、日本が「成長」すれば

  • あらゆる問題は解決する

と主張し続けた。その結果、科学の

  • 進歩

こそが、「あらゆる問題を解決する」「正義」として、もはや、科学は宗教における

を意味する記号の変わった。なにがなんでも、科学を発展させる。そうすれば、「私たちは幸せになる」と叫び、一切のその歩みを止める運動を邪魔し続けた。その一番分かりやすい例が、原発だ。原発を止めてはならない。動かし続けなければならない。新しい原発を作らなければならない。彼らは

  • 科学の進歩

を夢見ているわけで、その歩みを止める一切の社会運動を嘲笑し、邪魔する。
しかし、どうだろう。
これに疑問をもたせるものとして、ランサムウェアは一番分かりやすいだろう。ランサムウェアの被害は、

  • 必然的

に起きている。そして、これを「原理的」に防ぐことは、あらゆる「経済活動」を成立させる意味において、不可能だ。つまり、ランサムウェアを防ぐということは、人類が「コスト度外視」でお金をジャブジャブと注ぎ込むことを意味し、逆にそれをやらないということは、

  • 本当は存在する「リスク」を、「見て見ぬふりをして」生きていく

ということしか、ありえない。
そもそもが、IT社会とは、その程度の「おもちゃ」のような、脆弱性の上に成立しているにすぎない。そして、黎明期において、そのことは有識者には

  • 自明

だったはずが、ここに「リア充」たちが、一種の「ビジネスのフロンティア」だと考え参入してきて、今の惨状を示している。もともとが、「性善説」にもとづいて作られているシステムであるものを、幼稚な文系たちが

の「まねごと」を始めて、もう、後戻りのできないところまで来てしまっている。そして、その最後の一里塚が

  • マイナカード

だ。これによって、日本人の「すべて」が終焉する。そして、これの最後の一歩を後押しするのは、いつも「文系」の、大人になっても、絶対に、死んでも、数学の本を読もうとしないくせに、なぜか、現代思想とかの謎文を読んで、なにかを分かったつもりになっている

  • 文系オタク

たちなのだ...。

追記(2023/06/20):
上記の、エムケイシステムのランサムウェア被害の件については、一部復旧は始まっている、ということのようだね。

www.itmedia.co.jp

そして、エムケイシステム側は東京新聞の報道に対して、マイナンバーについては「別システム」で「暗号化」して管理しているから、東京新聞が懸念することはあたらないと、内々では答えている、と。
ところが、今だに、パブリックな会見が開けない。それができるほどの準備ができていない、と。
相当深刻だね。
いや、なにはさておいて、会見を開けよ。そして、公の場で、マイナンバーについては心配いらないと言ってみろよ。一体、誰がそれを保証できるのか知らないけど、さ。
ところが、会見すら開けない。これで、深刻じゃないと思えという方が、どうかしてないか...。