原子力市民委員会による、IAEAの「フクイチのALPS処理汚染水の海洋放出は妥当」への見解

原子力市民委員会が今回、IAEAが「フクイチのALPS処理汚染水の海洋放出は妥当」といった報告書を出したことに対して、この報告書の内容の精査を行っている。その発表が以下の動画だ。

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まず、大島堅一先生の発表があって、その後に各先生がそれに補足する形でコメントしている。
このIAEAの報告書は、そもそも、日本政府からの「要請」によって作られている。つまり、日本政府がIAEA

  • お墨付きをください

と言って、IAEAが「いいよ」と言って書いたペーパーだw じゃあ、IAEAは何を言っているのかだけど、

  • 自分たちは、これを書いたことによる<一切の責任>を負わない。全ての責任は、日本政府にある

と言っているわけw つまり、

  • なにも言っていない

のw IAEAは「なにも言わない(=判断しない)」と言っていて、じゃあ、ここに書いてあるものはなんだと聞くと、「日本政府が<こう言ってほしい>と言ってきた」ことを、オウム返して繰り返してみた、と言っているわけ。ただし、そうやって語られた言葉からもたらされる

  • 一切の責任は日本政府にある

と書いてあるわけw つまり、なにも言っていないw
IAEAって、なんなの? 原発を作りたい人たちが集まって、「どうやって原発を<世界中の人を騙して>作るか」を、<たくらむ>ために作った組織でしょ。つまり、御用学者。最初から、御用学者が原発推進をするために、勝手に誰の信任も得ないで、自分で自分が権威だと言っているだけの人たち。
まあ、それでも言っていることが「科学的」なら、相手にする価値があるのかもしれないけど、それが、はなはだ疑問だ、というのが上記の動画でしょ。

  • そもそも、福島の事故での「爆発」で、日本中に「汚染」はばらまかれたし、緊急の汚染水の海への排出もあった。いや、もっと言えば、今でも少しだろうと、汚染水の海への流出は続いている(完全なブロックはできないから)... そう考えたら、なんでこの「被害の補填」を日本人にやらないんだろうね。WW2も同じ。勝手に国家が戦争を始めて、国民を奴隷のように使って、その国民の「被害」を一円でも日本政府は支払ったのかね? これと、この「汚染水」の話は完全に同値なんだね。

2018年8月に経済産業省による説明公聴会が開かれている(パブリックでやった唯一のもの)。そこで、アルプスが「処理」した後の「処理水」に含まれる核種が「基準値内」だと主張する資料が配られた。しかし、

  • 生データでは7割で基準値を超えていた(つまり、基準値を超えていない測定結果の場所を選んでグラフを作っていたw)。
  • 64核種を調べたタンクは3つだけで、意地でも他のタンクを調べようとしない。他の全タンクは、「放出する前」に、主要7核種だけ調べると言っている(だから、「総量」が分かっていないw)。

すげーよな。これで、

  • 海に棄てる

ってことだけ決まって、その日本政府の決定をIAEAが「日本政府さんは、ちゃんとやってますね」ってお墨付きを与えたんだけど、IAEAは「これによる一切に被害の責任は日本政府にある」ですって、よく、ここまで馬鹿にされたもんだな...。