「国別人助けランキング」に日本がぶっちぎりでビリな理由

社会学者の宮台真司は、彼のライフワークとして、

  • 日本人の劣等性

を、しつこいくらいに、何度も、何度も、何度も発言し続けている。

宮台:関連するデータかもしれないので言いますとね、OECD加盟国、あるいはそれ以外を含めて、貧しい人を助けるべきか、放棄するべきか、助けるべきではないと答える割合は、どこの国よりも日本は圧倒的に大きい。どんどん、どんどん増えている。
これはまさに、今だけ、ここだけ、自分だけ。あるいは、相互扶助という発想が、現世においても存在しない。これは一体、どういうことなのか。これはね、御国の儀式、葬送の問題を抜いて考察することは、まずできない。
www.videonews.com

彼によると、日本人は本質的に、人間としての

  • 善性

を欠いている、ということになる。彼に言わせれば、日本人は「ダメ」なのだから、世界中のどの民族よりも早く滅びるべきだ、ということになる。
日本人ほど、利己的で、セルフィッシュな存在はいない。宮台はこのようにして、なんとかして、日本人の「撲滅」を目指そうとする。つまり、彼が言っていることは、最終的に、日本人の「浄化」だ。ヒットラーナチスが、ユダヤ人にそうしたように、

  • 日本人は、その根源的な部分において、「ダメ」な民族なのだから、日本人を一人でもこの世界からいなくなるようにすれば、よりいっそう「善」がこの世界に増える

と考える。つまり、彼の最終的な目的は、

  • 日本からの貧乏人の<撲滅>

だ。お金持ちへの税金を極限まで減らして、貧乏人の税金を極限まで増やして、貧乏人には結婚もさせないし、子どもも産ませない。なぜなら、

  • 日本人は本質的に「悪」

だから、一人でも日本人をこの世からいなくなるようにすればするほど、「善」が増大する、と考える。
(宮台の反福祉は、宮台(がこの番組で昔、さかんに主張していた)の持論の「消費税35%論」とつながる。彼によると、日本は消費税を35%にしないと滅びる。そして、この番組では、一貫して、

  • 反リフレ派

の経済学者しか呼ばれない。)
ちなみに、上記で宮台が言及している統計データは、毎年のように行われているもので、有名なものだ。

イギリスに本部のあるチャリティーズ・エイド・ファンデーション(CAF)という慈善団体が、「世界寄付指数」という人助けランキングの報告書を毎年公表している。
100カ国以上の人々を対象としたインタビュー調査の項目は、この1カ月の間に、「見知らぬ人、または助けを必要としている知らない人を助けたか」、「慈善団体に寄付をしたか」、「ボランティアをしたか」の3つだ。
最新の2022年度の総合順位で、トップはインドネシア、2位ケニア、3位はアメリカだった。人助けランキングというと、金銭的に余裕のある先進国が上位に入りやすいと思われるかもしれないが、そうではないようだ。
さて、日本はどのくらいかといえば、なんとビリから2番目の118位。最下位はカンボジアなのだが、実はその前年に日本は114位で世界最下位だった(113位はポルトガル)。
したがって先進国であるG7では、当然のことながらビリだ。
また項目別ランキングでいえば、「人助け」が118位で最下位、「寄付」が103位、「ボランティア」が83位と、人助けと寄付が特に低い。
つまりこの報告書によれば、日本は世界的に最も人助けや寄付をしない国だということになる。
diamond.jp

この結果は興味深いものだと言えるが、しかし、おもしろいことは、この数値が「なにを意味しているのか」を、なぜか

  • 文系の学者

は研究しない、ということだw
つまり、上記の宮台の言及を見れば分かるだろう。日本の社会学者は、宮台と一緒になって

  • 日本人は「(相対的に)悪人」

なんだから、この世界から日本人の数を減らせば減らすほど、この世界の「善」の量を増やせる、と考えていることと変わないのだw
上記のような、統計がありながら、なぜか、ユーチューブでは、大量の「日本人論」にあふれている。そして、その多くが、日本人の「優しさ」を賞賛しているものが多い。
つい最近も私は、(里帰りで)日本の田舎に行ったのだが、なんでこんな田舎なのに、

  • どこの道路も、ゴミ一つ落ちていない

のを見ると、ここまで偏執的なまでに、街をきれいにする日本人に驚いている外国人観光客は逆に、ずっと東京なんかで過している自分なんかからしても、「なんでこんな田舎の道をここまできれいにしているのかな」と不思議に思ったりするわけね。
これってなんなんだろうと考えるわけだけど、しかしその前に、上記の引用の「人助けランキング」について、以下のような分析を見かけたわけだ。

寄付だけの話でいうと、1つには宗教観が大きく影響していると思います。例えばキリスト教では、神の約束のもとに毎月のお給料から献金(寄付)するという教えがありますし、イスラム教でも寄付が義務とされています。
また、寄付先進国であるアメリカでは制度が整備されていて、寄付金控除の対象となる団体の数が非常に多いんです
一方、日本で控除制度の対象となっているのは、認定NPO法人や国の公益活動法人など、一部の法人格への寄付のみで、このような文化や制度の違いが大きな理由ではないでしょうか。
www.nippon-foundation.or.jp

まあ、このブログでも何度も何度も書いているけど、神保も宮台も、キリスト教徒なわけねw そうしたら、なんと、キリスト教には、

  • 毎月のお給料から献金(寄付)する

ことは

  • 義務

だ、っていうじゃないw あのさ。神保も宮台も、本当に心の底から、「人間というものは給料の一定割合を寄付をすべきだ」と思っているんじゃないの。たんに、

から、やっているだけなの。つまり、「しかたなく」やっているのw わかる?
自分から、内発的に、それをやらなきゃいけないなんて、なんにも思っていない。ただ、キリスト教の教義に、「それをやれ」と書いてあるから

  • しょうがなく

やっている。そして、それをやらない日本人を

  • 俺だけやらされて、不公平だ。

って、ぶーたれているだけなのw
いや。これは、日本人がやたら、街をきれいにするのも似たようなことなんだと思うわけ。そもそも、フランスでもアメリカでも、子どもは小学校で「掃除」をしない。掃除は業者がやる。しかし、日本の小学校で子どもに教室の掃除をさせない学校があるはずがない。それは、給食の配膳も同じだ。
ここまで徹底して、体にしみこまされた子どもが、大人になっても、自分の家の回りや、自分の住んでいる街の清掃をやらないわけがないだろw ここまで、骨の髄まで染み込まされたんだ。
つまり、さ。どっちも同じわけ。
例えば、以下の動画では、スペインのバラエティ番組である「どっきり」企画をやったらしい。

m.youtube.com

まったく、他人の大人がいる隣で、ある子どもが、別のある女性の大人に声をかけられ、連れて行かれそうな場面で、その大人はどういった行動をとるかを観察する。すると、すべての隣にいた大人は、

  • 見て見ぬふりをして

なにもしなかった。そして、そのまま、女の子はその大人の女性に連れ去られてしまった。しかし、唯一、二回だけ、違った。隣の大人が

  • 猛抗議

をしてきて、女の子を助けた、というのです。しかし、その唯一無二の二回が、どちらも、

  • 日本人

だったというのであるw スペインで、だよ? スペインの人口の何割が日本人だと思ってるの?
例えば、私たち日本人が、サイフを拾って、それを目の前の人に走って届けたからって、それを「人助け」と呼ぶ人がどれだけいるか? そんなの

  • 当り前

のことをやっただけと、誰もそれを「人助け」なんて呼ばないだろうw でも、さ。考えてみろよ。こんな

  • 慣習

のない国で、こんなことをやられたら、誰だって感動するだろ? 日本以外のどこの国でも、サイフが返ってこない。警察に届けられない。たまたま、見つけたとしても、中身は全部、もっていかれている。これが

  • 当り前

の日本以外の国の人が、こんなふうに、必死になって、汗水たらして、走って、落とした財布を自分に届けてくれたら、どれだけそれが嬉しいことか、わかる?
日本人は全員、

なわけ。昔、孤児院に毎年毎年、クリスマスに、「(タイガーマスクに登場する)伊達直人」と名乗る、匿名の寄付が振り込まれることがニュースで流れていた。そして、そこにいた子どもたちは、立派な大人に育つまで、この寄付は終わることはなかった。
上記の「人助けランキング」w もう、この「名前」自体で、日本人なら絶対に正直に答えないだろw 日本人にとって、「人助け」って、

  • 自分の人生の全てを投げうって、相手を<救う>

ってことだよw もう、神風特攻隊とか、人間魚雷回天のような、本当に「自己犠牲」で自らの命を投げ棄てて、この日本を守った人たち。天皇のために命を投げ棄てた人たちのことを言うのであって、

  • 税金対策

で、誰がどう見ても、明らかに「怪しい」NPOに<寄付>という名の、マネーロンダリング、脱税行為を、なんの恥じらいもなく、

  • 人助け

だと自称できる、こんな連中のどこが「善」なんだよ。
わかる? この「人助けランキング」を集計している団体自体が、

  • 寄付団体

なわけ。そういう団体が、「寄付をしない人間は人間として欠陥がある」という「統計」をやって、「うちの団体に寄付をやれ」って脅迫するために行っているプロパガンダなの。でも、向こうの国では、これは

  • 普通

なのねw つまり、寄付は上記にあるように、キリスト教の「義務」だから、「私は義務を果たしています」って言うことは、ただそれだけなことなわけ、ね。
でもさ。ちょっと考えてみようよ。この「寄付」って、信者全員が、自らの収入の「一定割合」を寄付する。でもさ、それって、完全に

  • 逆進性

を強くするわけね。まあ、完全に

  • 消費税

そのものだよね。なんで、宮台や神保が、消費税をやたら増やそうとする理由は、ここにあるんだろうね。つまり、キリスト教徒の宮台や神保にしてみれば、消費税増税は、一種の「寄付」なんだよ。だから、これによって、貧乏人全員から、なんとしてでも、

  • 一定額

をかき集めようとするw どうせ使いきれないくらいに、お金持ちはもってるんだから、一定割合じゃなくて、お金持ちが自分の全財産のほとんどを払えばいい。
そもそも、貧乏人から税金でお金を奪おうとするのを止めたら? なんで、貧乏な人から消費税をむしりとろうとするの? 完全に頭がおかしいだろ。
まあ、こう考えると、なんで宮台と神保がここまで消費税増税にこだわるのかって、もう、

  • 宗教的

なモチベーションなんだろうな。なんか、消費税で国民から税金をかき集めることが、キリスト教の「布教」と同じようなモチベーションに解釈されちゃっている...。