犯罪の「定義」

今のアメリカは明らかに、おかしい。トランプが大統領を辞めて、バイデンになるんだから、民主党なんだから、「良い」アメリカが戻ってくると思っていたら、そのバイデンは国内のインフレ問題を無視して、アメリカの

  • 全財産

を、ウクライナという、つい最近まで、ロシアの「一部」だった国に、まるで、ドブに棄てるようにお金を棄てている(ウクライナにプレゼント・フォー・ユーするやいなや、光の速さで、その武器というプレゼントが、ロシアに破壊されているんだから、ドブに棄てているのと変わらないw)。
明らかにおかしいのは、アメリカのインフレだ。例えば、昼食が日本の3倍だか5倍だかとかで、高いなと思うというのは大変なことだけれど、そもそも、こんなに物価が高ければ、家に住めない人が大量に発生する。つまり、仕事はあるわけで、実際に会社に毎日働きに行ってるんだけど、屋根のある家に住めない。人によっては、自家用車内でずっと生活している人もいれば、完全なホームレスとして生活している人もいる。
いや。ここまでインフレが進めば、そうなるよ。
まあ、私は別に、トランプがヒーローだとか言いたいわけじゃない。彼は共和党で、基本的に反福祉であり、彼が大統領になっても、このインフレ問題や、ホームレス問題が解決するようには思えない。しかし、だとしても、ウクライナから彼は間違いなく、手を引くだろう。トランプはアメリカの全財産をウクライナに棄てるなんてことはしない。頭が狂っているのは、民主党なのだ。
とにかく、今、ウクライナに棄てているお金の半分でもいいから、国内のインフレで苦しんでいるホームレスなどの救済策を行うべきなんであって、政策の順番がおかしくなっているわけだ。
しかし、いずれにしろ今、いろいろな噂がアメリカから聞こえてくるようになっている。
その一つが、カルフォルニア州が「壊れて」しまった、という話だ。

市内のスーパーマーケットやドラッグストアでは、堂々とカートつきバッグを持ち込んで、商品をバッグにドンドン入れている人々を見るのが日常の風景になっているそうである。まともな市民たちは、その姿を見て見ぬふりをしているそうだ。大量の商品をバッグに詰め込む人々をジロジロと見つめないように、母親は幼い子どもに注意するそうだ。
おかげで大手ドラッグストアのチェーン店Walgreensがサンフランシスコ市内からほとんど撤退閉店してしまった。2022年1月段階で53店舗が16店舗に減った。そのために、自動車で隣の市まで買い物に行けない高齢者は、薬や日用品を買うのに不自由している。
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どうして、そんなことになったのか? 事の発端は、2011年にカリフォルニア州の刑務所への投獄率がテキサス州に次いで全米2位となったことだった。最高裁判所が介入し、カリフォルニア州は投獄人数を33,000人減らすことになったことだった。当時のカリフォルニア州の刑務所の過密状態は囚人たちの人権を認めないような劣悪なものだった。
それで、2014年11月4日にカリフォルニア州住民投票で、「提案47安全な近隣と学校法」(Proposition 47、The Safe Neighborhoods and Schools Act)という法律が可決された。これは、直接的に物理的暴力で被害者を傷つけない犯罪ならば、重罪(felony)ではなく軽犯罪、微罪(misdemeanor)として再分類するという法律であった。
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いわく、カリフォルニアのほとんどの地域では警察に連絡し警官が来て犯人を逮捕するが、サンフランシスコでは、出頭命令書(Citation)を発行するだけという事例が多いとか。
いわく、新型コロナウイルス感染拡大のあおりで、失業者が増えて以降は、万引きや窃盗が増えたが、市当局は「被害額950ドル程度の軽犯罪は逮捕するな」と警察に通達を出したとか。
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わかる? アメリカでは、少ない金額の商品の「万引き」は

  • 逮捕されない

のだw つまり、その人の逮捕歴に傷がつかないw いや。そりゃあ、みんな、万引をするよw
こうして、アメリカは、なんと

  • 人が住めない

国になってしまったのだ...。
しかし、いずれにしろ、上記のロジックは興味深いわけだ。なぜ、万引きを「逮捕しない」にしたかというと、

  • 牢屋がいっぱい

だからだw つまり、牢屋が足りないのだ。もう入らないから、入れないw これって逆から言うと、

  • 牢屋に入れたなら、それ相応の「福祉」を囚人に施さなければならなくなる

ということを言っているわけである。つまり、狭い部屋に大量の囚人を入れておくことは、「人権」に反してしまう。つまり、逮捕した人が「人権違反」を犯してしまう。「犯罪者」になってしまう。だったら、

  • 逮捕をやめよう

となった。そうしたら、地元住民が諸手を挙げて大賛成をした。「やったー、今日から盗み放題だ」ってなって、スーパーは一つもなくなり、誰も住まなくなってしまった。いるのは、最初から「一日一窃盗」が目当てで、盗むことを天職にしている奴らしかいなくなった。
そもそも、だ。リベラルは「犯罪者」を「犯罪者」として扱いたくない。なぜなら、犯罪者はその「理由」があるからだ。彼らの生い立ちを聞けば、明らかに、小さい頃に彼らを虐待していた大人が悪い。その人は悪くないになることを分かっているから、最初から犯罪者として逮捕したくないわけ。
これが「リベラル」なんだよね。
だったら、さ。外で犯罪を犯さないように、立派に生きている人に、ちゃんと、福祉を行ったらどう?
ところが、アメリカでは「ネオリベ」政策が完成してしまったので、福祉というのはタブーになっている。国家は国民にお金を使ってはいけない、ということになっている。アメリカは「反社会主義」を国家の中心にしてしまったため、

  • 直接に国民を救えない

のだw あんなに、ウクライナでドブに棄てているのにね。
つまり、完全に頭がおかしいのが、「アメリカ・イデオロギー」なのだ。
そういうことで、アメリカのホームレスの人は、実際にはどうなっているのかなと思って調べてみたら、以下のサイトがあった。

www.projecthomelessconnect.org

見ると、ホームレスの人は電車も割引で乗れたり、いろいろとサービスがある。いや、こんな面倒くさいことまでやるんだったら、社会主義でなんで駄目なんだろうね。
国が住む家を作って、無料で住んでもらえばいいじゃない。
なんで、ホームレスが大量に街を徘徊する状態に

  • 直接

の国家による政策を行わないの? なにもかもが、理屈が「反社会主義=反共産主義=反福祉=アメリカ・イデオロギー」だから、国家が間接的にしか、国民の生活改善に介入しない。いや、直接、なんとかしたら? とにかく、ホームレスという不衛生な状態がそれで改善するなら、なにが問題なの...。