フランスのアフリカ支配

フランスはEUの参加国であり、G8の参加国でもあり、国連の常任理事国でもあるわけで、まさに、欧米による世界支配の中心国の一つということになる。
そういったフランスが、

  • WW2

が終わるまで、どれだけの「植民地」をもっていたのかを、ほとんどの人は知らない。他方で、戦後、植民地なんていう前近代の遺物は、今では、もうすっかりなくなったと、誰でも考えている。
しかし、である。
ここで、植民地が「なくなった」とは、どういう意味だろうか?
というのは、ある意味で、今でも「植民地」支配が続いている、と言ってもいい側面があるからだ。

中央銀行保有する資産の50%をフランス国庫に預けなければならないという現制度は、本来、アフリカの経済振興に使うべき資産をフランスに召し上げられてしまっていることを意味します。
アフリカの経済活動で得られる、年間約5000億ドル(約54兆円) 以上もの資金がフランス国庫に献上されているということです。
これに関して、フランスはアフリカを失うと経済力が第三世界レベルにまで下落すると以前シラク大統領が言及したことからも窺えます。
weekly-economist.mainichi.jp

フランスなんていう、ろくに産業もない、しけた国のくせに、やたらと偉そうにしているのは、アフリカの財産の半分がフランスに

  • プレゼント・フォー・ユー

されるような「からくり」になっているからだw このSFAフラン(セイファーフラン)はフランス・フラン(今はユーロ)と相場が「固定」されている。固定されているということは、フランスにはその分のリスクを担保する物件が必要ということになる。つまり、旧フランス植民地は常に、自分たちが汗水稼いだお金や財産の半分をフランスに

  • プレゼント・フォー・ユー

させられている、というのだw しかも、もしもそれがなくなったら、フランスは貧乏な

  • 最底辺国

に没落するんだ、と言われている。
しかし、ね。
実は、恐しいことは、これについてフランス人は、なんと言っているのかなんだ。なんと彼らはSFAフランは

  • 人助け

だと言っているのだw つまり、アフリカの旧フランス植民地国の人は、「SFAフランがあってよかったね」と、なんの目の曇りもなく言ってるんだそうだw というか、これを、なんの目の曇りもなく言えなければ、旧被植民地国にはなれないw
(これが、私がキリスト教徒を信用しない理由だ。)
つまり、これによって、ただでさえ通貨の暴落が多いアフリカにおいて、SFAフランの地域は通貨暴落を防げているんだから「ハッピー」だ、と言っているわけである。
あのな。通貨の発行権は、日本のリフレ政策を見ても分かるように、その国の産業政策において決定的に重要なわけでしょ。これらの旧フランス植民地国は極限まで、自国が「通貨高」で固定されているから、まったく、完全に自国内の産業が育たない。モノを作っても、それを海外に売りたくても、通貨が異常なまでに高く固定されているから、どこの国も高すぎて買わない。つまり、完全に

  • 主権を奪われている

わけ。
まあ、

だよねw 恐しいよね。なんなんだろう。今でも、フランスをやたらと礼賛する人たちっているでしょ。まったく、世界の本当の姿を見てないんだよね。または、自分を「そっち側」の「支配する側」だと勘違いして、いきがって、フランス人様にシッポを振って、恭順の意を示しているか...。