消えた韓国

この話題は以前から気になってはいたのだが、あまりその専門的な意味を解説してくれる記事がなかったので、言及するのを控えていた。ただ、以下の動画で、芸能界に詳しい方が解説してくれていたので、少し自分でも考えてみようかな、と思っている。

m.youtube.com

つまり、

  • ビルボード ... 音楽ランキングの方法を変更した
  • ネットフリックス ... 映像コンテンツランキングの方法を変更した

これによって、

  • ビルボード ... KPOPが音楽ランキングから「消えた」
  • ネットフリックス ... 韓流ドラマが映像コンテンツランキングから「消えた」

ビルボードは、各音楽会社でのネット販売を集計対象から外した。つまり、KPOP熱狂的なファンは、「組織票」をファンの間で「ねずみ講」的に行うことが「義務」となっていた。
ネットフリックスは、試聴回数の計算に、コンテンツの試聴時間を割るようにした。これによって、膨大なコンテンツの放映時間となる韓流ドラマはランキングから消え、ランキングは日本のアニメばかりになった、という。
そういえば、以前、videonews.com の神保さんが、最近、韓流ドラマに「はまって」いると言っていて、違和感をもったことがあった。彼は、ネトフリを見ていて、どうしても

  • お勧め

に韓流ドラマが上がってくるから、思わず見てしまった。そうしたら、おもしろくてはまったんだ、と言っていた。
ここまでの流れで、「おもしろいならいいじゃないか」と思う人も多いと思う。別に、私だって、以前はよく、韓流ドラマを見ていたので、神保さんがおかしいとか、間違っているとかを言いたいわけじゃない。そうではなく、私が気になったのは、

  • お勧めで何度も上がってくる

というところだ。なんで、上がってくるのかというと「韓流ドラマが、以前はランキングを独占していた」からだ。しかし、少し考えれば分かるが、膨大なドラマの最初の数話を見て、切っちゃったとしても、その数話だけで「膨大な流さ」なんだから、以前の計算方法では、

  • みんなが数話切りしているコンテンツがランキングのトップになる

という、「どう考えてもおかしい」計算をしていたわけ。うーん。まあ、こういった計算方法をどこの会社もやっているんだったら、韓流ドラマのような、やったら永い、ああいったドラマの作成方法は「合理的」ということになってしまうよねw
まあ、上記のどっちにしてもいいんだけど、このランキングってやつが、結果として、

  • 売上

に関係してくるのであれば、なんとしてでも、どんな手段を使ってでも、ランキングを上げてみせる、という「狡猾な知恵」がでてくるわけだ。とにかく、いかなる

  • 不正

をやったとしても、ランキングが事実として上がれば、世界中での売上が上がる。みんなが「そんなに人気なら、聞いてみようか」ってCDを買う。でもさ。ランキングが不正に改竄されていて、そんなに人気じゃなかったとしたら、みんな、買ってなかったのよね。つまり、売れていなかった。分かる?
「いい」作品は、次の条件を満たす必要がある。

  • 不正にランキングが上げられていない。
  • 実際に、「いい」作品だと思った人たちが、それを理由として買ったために、ランキングの上位となっている。

つまり、ビルボードにとっても、ネトフリにとっても、このランキングの「不正の撲滅」は昔からの課題の、至上命題だったわけだ。そして、実際にそれを実行した。
うーん。そうなんだけど、なんていうかな。それによる「結果」が、露骨なまでに、

  • 韓国の消滅=韓国の排除

を結果した、ということの意味を、どう受けとったらいいんだろうな...。