文系病

LGBTQと聞くと、私たちがすぐに思い浮かべるのは、

じゃないだろうか。いや。人によっては、江戸時代の日本を思い浮かべるのかもしれないが。どちらにしても、そこには、ホモセクシャルな人がいたし、そもそも、文献にそれについての記載がある。そして、どちらにしても、それに対して、「良い」とも「悪い」とも、そういった論評が述べられていない。
このことは今、やたらとこの問題がクローズアップされている情況を考えると奇異に思われる。
じゃあ、なにが違うのか? それは、圧倒的な「人数差」だと、伊藤貫さんは言う。

伊藤貫:僕の見方からすると影で操っている人がいて、LGBTQクライシスとLGBTQ問題が危機的な情況いあるんだと。今やもうアメリカのすべての子供たちを脅かす。子供たちがLGBTQ問題のために毎年何百人何千人も自殺しようとしていると。子供たちの児童心理のもしくは青少年の心理状態にクライシス、危機が訪れていると。そう騒ぐ人たちがいまして、それに民主党の政治家たちがボーンと乗って、ひどいことにアメリカのマスコミの9割異常がそうだそうだと。このLGBTQ問題がアメリカの青少年の一番直面している、とての大変な問題なんだと。僕なりにその問題を見てみると統計数字がすごくおかしくて、例えば第二次大戦以前に生まれたアメリカ人に、あなたはLGBTQに所属しますかと聞くと1.7%しかいない。ベビーブーマーと呼ばれる連中がいて、1945年から1965年までの20年間で、ベビーブーマー世代でも2.7%が自分はLGBTQだと。僕自身の感覚としても1〜3%くらいいてもおかしくないな。だから、1.7%とか2.7%はまあそんなもんだろうと。ところがその後の世代になると急に8%、9%で、10%とかになってきて、最近5年ぐらいで統計数字が倍になった。中学校ぐらいから30代中頃までの自分はLGBTQに所属すると言っている人が最近5、6年で突然2倍になっちゃったんですよ。そんなことありえないんですよ。突然そんなセクシャルオリエンテーション性的指向性)が。これはもうアマスコミがあなたもしかしたらLGBTQですかとか、あなたは本当は潜在的にLGBTQなのに気がついてないんだと誘導していく。
僕が一番信頼できないと思うのは、カルフォルニア大学のロサンゼルス校UCLAの法学部の調査でUCLAロースクールのリサーチによると、なんと国民の4割がLGBTQだと。こんなこと最初からありえない。それが一番ひどい統計なんですけれども、一応政府の機関にCDCという巨大な機関が数年おきにリサーチしているんですけど、去年の数字で例えば高校生の24%がLGBTQだと。ところが5、6年前はその半分だった。若い連中ほど自分はLGBTQだと言いたがる。高校生が私は多分LGBTQに所属していると思う男女の比率は、男の子はせいぜい9%か10%がLGBTQだというんですけど、高校生の女の子が約4割がLGBTQだというんですよ。女の子の方が男の子よりも高校生で4倍私はLGBTQだと。そういうふうに言うのがファッショナブル。高校生っていろいろ不満があるでしょ。特に女の子の場合、女の子の方が、ノイローゼになりやすいとか、統計であなたは自殺を考えたことがありますかと聞くと、女の子の方がよっぽど多い。人間関係がうまくいっていないというのも、女の子の方がイエスと言いたがる。女の子の方が悩みが多いのか、それともスポイルされているか。もう流行になっちゃったんですよ。自分と親の関係とか学校が楽しくないとか、人間関係がうまくいってないとかいうと、それなら私はQなんだとかね。
不思議なことに、お金の職場の話がからんできて。アメリカというのは、日本もそうなんですけど、学歴主義というのがあって、今までは例えば戦前だったら高卒で十分だった。それが1960年代から大卒の学歴を持ってないといけないと。そのうちなんとなく大学院でマスター持っていないといけない。最近はPh.D.取った方が勝ちだと。
そういう学力テストがあった時代は、一番学力テストで成績の悪い人が教育学部に行きたがる。その次にテストの出来のよろしくない方たちは、心理学を専攻したがる。だからアメリカの大学レベルでは本当のことを言うと、教育学と心理学を専攻する人は一番出来のよろしくない人たちなんですね。ところがアメリカの大学院レベルになると、博士号をもっとも出したがるのが教育学部で、その次に出したがるのが心理学部と。
その人たちは実際には出来の悪い方たちが多くて就職先がない。就職先がないとその人たちがどうするかというと、今の子供たちにすごく危機的な状態にあると、今の子供ぐらい不安に怯えて心理的に不安定で自殺のことばっかり考えているような悩める世代はいないと。そこにLGBTQプログラムがバチっとくっついて、LGBTQ問題で悩んでいる子供たちが万円してて、単にノイローゼになるだけでなく、自殺をしがちであると、今こそLGBTQ問題で悩んでいる子供たちを助けなければいけないと。心理学とか教育学の博士号をもっている人たちには、LGBTQプログラムが子供たちに蔓延すればするほど。すべての小学校、中学校、高校はジェンダークライシス、もしくはセクシャリティクライシス、LGBTQ問題で悩んでいる子供たちに対する、すべての子供をカウンセリングする人が必要だから、すべての小学校、中学校、高校は博士号をもっている人を雇わなきゃならないと。
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まあ、これが

  • 文系

だよね。
つまり、さ。伊藤貫さんの感覚では、1〜3%の話なんだよね。まあ、それくらいは、古代ギリシアから歴史をたどって考えたとき、「妥当」と思われる割合なんだ、と。
しかし、さ。ここに数字のマジックがあるわけ。つまり、文系お得意の「統計」ね。高校生の子供。みんな、受験戦争とか、将来の不安とかで、精神的にまいっているわけ。ストレスフルな日常に置かれていて、あらゆることに

  • 逃げ道

を探しているの。そういった子供に、LGBTQなんて言ったら「待ってました」とばかりに、この話に問びつくよね。

  • LGBTQと言えば親は優しくしてくる
  • LGBTQと言えば先生は自分を馬鹿にしなくなる

とか、もう、全部そうなの。まさに、マジックカードで、これさえあれば、現実の

  • すべて

の問題と向き合わなくていいように見えるわけ...。